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2008.9.24 NEWS INDEX & PHOTO NEWS

大好きなまちで社会的な仕事を

今年度1回目

「綾部里山交流大学」開催
 「大好きなまち(むら)で、社会的な仕事を創(つく)る」をテーマにした、今年度1回目の綾部里山交流大学が21日から2泊3日の日程で、鍛治屋町の市里山交流研修センターで開かれた。

 NPO法人里山ねっと・あやべ(新山陽子理事長)は昨年度から、都市農村交流や地域ビジネス、地域づくりなどに実績のある人を講師にした里山交流大学を開校。今年度は2泊3日の「スタンダードコース」を9月と11月、来年2月の計3回実施する。

 9月講座の受講者は20〜60代の男女21人。東京や新潟、静岡などから来綾した人もいた。受講理由として「自分にとって豊かな暮らしとは何か考えたい」「現在、サラリーマンをやっているが、自分自身の『半農半X』を探究したい」といった声もあった。

 21日の幸喜山荘での開校式では、学長の武田盛治さんが「私も一学生としてみなさんと一緒に学び合いたい」とあいさつ。四方八洲男市長は「2泊3日という短い期間だが、忌憚(きたん)なく論じ合いながら、ここで得たものを各地に持って帰ってほしい」と述べた。

 11月講座のテーマは「あるもので、ないものを創る」で、11月22〜24日に行われる。
綾部里山交流大学

 綾部まこも研究会(稲葉達夫会長)の会員たちが栽培しているマコモにできる「まこもたけ」の収穫時期を迎え、22日から同会事務局長、大槻道和さん宅では出荷作業が始まった。

 マコモはイネ科の多年草で、水稲と同様に水田で栽培。秋には茎の一部が肥大化し、まこもたけが取れる。まこもたけは味が淡白で、サラダとして生で食べられるほか、和・洋・中華を問わず、いろいろな料理の食材としても使用できる。

 同会がマコモの栽培を本格的に始めて今年で6年目。昨年は全収穫量の約65%を東京方面に出荷した。まこもたけは独特の食感があるとともに自然食として、首都圏のレストランなどではニーズが高いという。

 同会は、まこもたけの冷凍保存を試みたが、味が若干落ちるという。大槻さんは「まこもたけは、秋のこの時期に食べるのが一番おいしい“旬の生鮮野菜”です」と話す。

 同会には今年も各地から注文が相次いでいる。睦寄町のあやべ温泉のほか、市内の料理店にも出荷を予定している。
綾部産の今が旬の新鮮野菜

「まこもたけ」出荷開始

綾部まこも研究会
まこもたけ出荷開始