市教委主催の今年度の「人権を考えるセミナー」が28日から、里町の市中央公民館でスタートした。
1回目の講師は高知市立長浜市民会館館長の島村一夫さん。島村さんは高知市職員としての仕事の傍らバンド活動をしていたが、隣保館勤務をきっかけに歌による人権啓発活動を始めた。
島村さんが勤務する長浜市民会館がある地区は義務教育教科書無償化運動発祥の地で、この運動をテーマにした「ちいさなタネのうた」や結婚差別に苦しんだ女性を歌った「オガリ〜母から我が子へのメッセージ」など歌の背景にある物語を説明しながら自作の歌を熱唱。「優しくする人ではなくて、本当に優しい人になりたいし、みなさんにもそうあってほしい」と訴えていた。
人権を考えるセミナーは年内にあと、4回開かれる。市教委ではこれらセミナーの受講生を募っている。受講は無料。詳しくは市教委(42・3280、内線380)まで。
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歌を熱唱し「人権」の大切さ訴え
市教委主催の今年度最初の
「人権を考えるセミナー」
島村さんが講演
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