店頭に不思議なキャラクター人形
「出し巻きマン」が人気を呼ぶ
西町アイタウン3番街の河市魚店
おかげで売り上げアップ
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西町アイタウン3番街の河市魚店(吉田輝雄さん経営)の店頭にある不思議なキャラクター人形が、道行く人の注目を集めており、同店の名物「出し巻き」の売り上げアップに貢献している。
このキャラクターは「出し巻きマン」。吉田さんの息子で、同店で働く知夫さん(42)が名物である出し巻きをPRしようと考えたキャラクター。黄色い楕円(だえん)の円筒に手足がついた出し巻きそのものの形をしており、小さな目が特徴。
誕生は平成13年。当時、西町商店街の有志が月に一度発行していたミニコミ誌「夢中クラブ」に、同店の出し巻きをPRする漫画の主人公として登場したのが最初。
夢中クラブは1年ほどで、隔月発行の「MYDO(まいど)」という冊子に模様替え。ここでも出し巻きマンは4コマ漫画の主役として活躍したが、この冊子も数年で廃止となった。
すでに吉田さんの友人たちの間では人気キャラクターとなっていた出し巻きマンは、店頭にイラストとして出現。おかげで出し巻きの売り上げは1・5倍になったという。
その後、3年ほど前からは、紙粘土で作った高さ5a前後の人形も出現。本物の出し巻きの周りで、様々なポーズをとっている。
すっかり、同店のキャラクターとして定着した出し巻きマン。出し巻きの売り上げ増だけでなく、買い物客を和ませるのにも一役買っているようだ。
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