丹波歯科医師会
「子ども110番」活動開始
地域に根差した活動の一環
綾部、福知山の全会員で取り組む
|
登下校時などに子どもを狙った犯罪が全国的に多発する中、 被害に遭いそうな子どもを一時的に保護するとともに、 警察などに通報する 「こども110番」
の活動を丹波歯科医師会 (武田能信会長) は、 このほど始めた。
綾部と福知山両市内の歯科医でつくる同会は、 昨年末に会員からの提案を基に地域に根差した活動の一環として 「こども110番」 の活動に約50人の全会員で取り組むことを決めた。
同会は当初、 府警本部が配布している 「こども110番のいえ」 の緑色のプレートを、 各歯科医院の玄関などへに掲示することを予定していた。 ところが同会が新たな試みを計画している話が更に波及し、 府歯科医師会が府内全体で実施することになった。
武田会長によると、 「京都府内で開業する歯科医は1300人を超え、 コンビニの店舗数より多い。 京都市内で交差点付近を見回すと、 必ず歯科医院の看板が目につく」 というほど京都府内の歯科医は他府県に比べて多いそうだ。
府歯科医師会は各歯科医院の玄関などに張ってもらうステッカーを独自に作成。 オレンジ色を主にした色合いのステッカーには 「こども110番の歯科医院」
と記されている。
丹波歯科医師会は、 来院出来ない高齢者らに対して自宅などへの往診も行っていて往診件数も増える傾向にあるという。 武田会長は 「高齢者が増える中、 会として地域との連携を深める活動を出来ることからやっていきたい」 と話している。
|