みんなで考え、知恵出し合おう!
「上林の農業を考える意見交流会」開く
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八津合町の市観光センターで8日、 「上林の農業を考える意見交流会」 が開かれ、 参加した口上林や中上林、 奥上林地区の住民らは将来的に農地を守っていくための方策や地域振興に関して様々な意見を交わした。
この意見交流会は、 過疎と農業従事者の高齢化に伴って農業離れが進み、 遊休農地が年々増えるといった現状を踏まえ、 今後の農業の在り方などを集落や地区単位ではなく上林地域全体の課題として考え合おうと、 地元の農業関係者らで組織する実行委員会が初めて企画した。
当初100人ほどの参加を予定していたが、 当日は120人を超える人が来場した。 初めに実行委員会を代表してあいさつに立った岸本章三さんは視察研修した先進地での事例を紹介しながら 「まずみんなで考え、 知恵を出し合うことが出発の第一歩となる。 自分たちでできることを1つでも2つでも確認しながら、 みんなで取り組みを進めていきたい」 と述べた。
四方八洲男市長による 「これからの上林のムラづくり」 を演題にした講演などを聴いたあと、 参加者たちは 「地域水田・山林の維持管理」 「特産物の振興」 「地産地消と加工産品」 「都市交流と新規就農者」 をテーマした分散会に分かれ、 話し合った。
実行委員会は今回の意見交流会での内容をまとめ、 今後の取り組みを検討することにしている。
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