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2008.1.11 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



絵本「平和の鐘」を贈呈

市教委が市内の10小学校に
 子どもたちに平和学習の教材として活用してもらおう―と市教委は10日から、市内の10小学校に絵本「平和の種」(A4判48ページ)の贈呈を始めた。この絵本は世界連邦宣言自治体全国協議会(会長=四方八洲男市長)が中東和平プロジェクトを題材に作成したもの。

 10日には四方市長らが上野町の綾部小学校(村上力校長)を訪問。6年生たちを前に四方市長は、紛争が絶えないイスラエルとパレスチナ双方の青少年を日本に招いて交流する中東和平プロジェクトを平成15年に綾部市で初めて取り組んだことなどを話した。このあと、プロジェクトの様子を撮影したビデオが上映された。

 児童を代表して相根のぞみさんが四方市長から絵本を受け取ったのに続き、上原元樹君が「この本を読むことを通して具体的に自分たちがどんなことができるか考えたい」と述べた。

 市教委が購入した600冊の絵本は、16日までに関係者らが手分けして全小学校に届ける。
6年生に話をする四方市長

 並松町の熊野新宮神社境内にある綾部恵比須神社で9、10の両日、「綾部初えびす大祭」(綾部恵比須神社奉賛会主催)が盛大に開催された。景気回復の実感が乏しい地方都市・綾部とあって参拝者の表情には例年にも増して真剣さがうかがえた。

 9日の宵えびすは午後1時に綾部衛生協会の役員らが扮する七福神が乗った宝船「えびす丸」が神社を出て各商店街を「巡航」。西町アイタウン2番街からは七福神が宝船を降り、昨年10月にI・Tビルから同1番街に遷座された綾部稲荷社に練り込んだ。

 宵えびすの参拝者の出足は最初のうちは今一つだったが、日が暮れると人出も増え「商売繁盛で笹ささもってこい!」の掛け声が威勢良く響いた。

 10日の本えびすでは、5人の福娘たちが縁起物の熊手や吉兆笹などを販売したほか、甘酒の接待や福引などもあり、主催者らによると天候にも恵まれ今年も例年並みの参拝者が詰めかけた。

 10日午前10時からは、市内の行政、政治や商店街、自治会などの代表、一般市民らが参列して神事が厳かに営まれた。祝詞奏上に続いて参列者らが玉串をささげ、「開運招福」「商売繁盛」「家内安全」などを祈願した。

 神事のあと、祭主を務めた由良源太郎・綾部恵比須神社奉賛会会長は謝辞の中で「宗教というものは少し分かりにくいほうが有難味(ありがたみ)があると思うようになった。一心不乱に祈っていると何か良いことがあるのでは」と語っていた。
盛大に初えびす大祭

綾部恵比須神社
七福神を載せた宝船