絵本「平和の鐘」を贈呈
市教委が市内の10小学校に
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子どもたちに平和学習の教材として活用してもらおう―と市教委は10日から、市内の10小学校に絵本「平和の種」(A4判48ページ)の贈呈を始めた。この絵本は世界連邦宣言自治体全国協議会(会長=四方八洲男市長)が中東和平プロジェクトを題材に作成したもの。
10日には四方市長らが上野町の綾部小学校(村上力校長)を訪問。6年生たちを前に四方市長は、紛争が絶えないイスラエルとパレスチナ双方の青少年を日本に招いて交流する中東和平プロジェクトを平成15年に綾部市で初めて取り組んだことなどを話した。このあと、プロジェクトの様子を撮影したビデオが上映された。
児童を代表して相根のぞみさんが四方市長から絵本を受け取ったのに続き、上原元樹君が「この本を読むことを通して具体的に自分たちがどんなことができるか考えたい」と述べた。
市教委が購入した600冊の絵本は、16日までに関係者らが手分けして全小学校に届ける。
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