住民がネットテレビで情報発信
府内初の「住民ディレクター」実践講座開講
京都住民ディレクターチーム「わんど」
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地域住民がビデオカメラを手に地域の話題を取材し、 編集した番組をインターネットテレビなどで情報発信する 「住民ディレクター」 の実践講座が17日から綾部市内でスタートした。 住民ディレクター活動の創始者でプリズム代表取締役の岸本晃さんを講師に招いた講座では、 「綾部」 の番組を制作し、 来年3月に衛星放送(スカパー194ch 『南の國から』) で放送される予定。
元民放テレビ局社員の岸本さんが熊本県内で始めた住民ディレクター活動は地域の活性化につながり、 全国的に広がりを見せている。
昨年度にこの活動が府北部で紹介されたのをきっかけに、 府内でも活動を普及させようと今年7月、 有志らが京都住民ディレクターチーム 「わんど」 (長岡治明代表、 15人) を設立。 府内で初めてとなる講座を企画した。
西町1丁目のI・Tビル内の 「いいプラザ」 で行われた講座初日には、 10人余りが参加。 綾部市内からの参加者の中には7年前から地域の映像を撮り続けている人もいて、 「自分の趣味だけで映像を残しておくのはもったいない。 公開できる場がほしいし、 対話をしながら撮影する方法を学びたい」 と受講の動機を話していた。
岸本さんは熊本県山江村の住民らが制作した番組などを紹介しながら、 住民ディレクター活動について解説。 「今回の講座では、 山江村の人に綾部のことが伝わる番組を作ってほしい」 と呼びかけた。
講座は来年2月まで。 「わんど」 では関心のある人の参加を歓迎している。
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