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2007.11.14 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



18日に安国寺で「もみじ祭り」

「地獄絵」掛け軸13巻を一般公開

野点に邦楽や太鼓演奏、踊り、作品展なども
 境内の広葉樹の紅葉が見ごろになってきた安国寺町の臨済宗安国寺 (藤本政秀住職) で18日、 恒例の 「もみじ祭り」 が開かれる。 今年の祭りでは同寺が保有する 「地獄絵」 の掛け軸13巻が一般公開される。 閻魔(えんま)大王や鬼などの姿が鮮やかな色調で描かれた地獄絵は、 これまで子安地蔵大祭などの際に展示されたこともあったが、 もみじ祭りでは初めて。 仏殿内に並べられる地獄絵は来場者の目を引きそうだ。

 もみじ祭りの主催は同寺と安国寺自治会、 東八田地区自治会連合会で組織する実行委員会で、 市観光協会後援。 当日は午前9時から午後3時までで、 境内にはあべかわ餅やあんこ餅、 うどん、 焼き芋、 野菜、 農産物加工品などの販売コーナーが設けられる。

 また、 野点(のだて)席や邦楽演奏があるほか、 仏殿前広場では午前11時20分から太鼓グループ 「和っ鼓」 の演奏、 午後1時から同町の住民による安来節の踊りが披露される。 庫裏内では老富町の陶芸家、 トレーシー・グラスさんの作品展も。

 17日から19日までの3日間、 仏殿では地獄絵のほか、 国の重要文化財の木造釈迦如来両脇待坐像と木造地蔵菩薩半跏(はんか)像も公開される。 問い合わせは同寺 (44・1565) へ。
地獄絵13巻のうちの1巻

 第49回 「全綾部市人権教育研究集会」 (市人権教育推進連絡協議会主催、 市・市教委後援) が10日、 里町の府中丹文化会館で開かれ、 約750人の参加者らが人権意識を高めた。

 オープニングでは、 綾部中学校生徒会長の若林渚美さんと、 ブラスバンド部の生徒らが、 「私たち子どもは大人の姿を見ています。 大人が子どもの見本になって」 と子どもからのメッセージを披露した。

 川端清・同協議会長はあいさつで、 「この集会は先人たちが同和問題を始めとするすべての差別をなくし、 安心して暮らせる、 人として尊ばれる町を願って取り組んでこられた。 その取り組みを風化・退化させることなく、 崇高な町づくりに向けて一層精進していかねばならない」 と述べた。

 四方八洲男市長の祝辞のあと、 女優の小林泉さんが同和問題に見られる結婚差別を描いたひとり芝居を上演した。
「子どもは大人の姿見ています
大人が子どもの見本になって」

750人集って全綾部市
人権教育研究集会
綾部中生徒がメッセージを披露