“綾部人”88人の「半農半X」を紹介
「こころの土産」本を出版
鍛治屋町塩見直紀さん
|
「綾部のこころのお土産」となるような本ができました! 半農半X研究所代表の塩見直紀さん(42)=鍛治屋町=の3冊目となる本が、このほど発売された。タイトルは「綾部発半農半Xな人生の歩き方88 自分探しの時代を生きるためのメッセージ」。帯文には歌手の加藤登紀子さんが推薦メッセージを寄せている。
塩見さんは数年前に福井県丸岡町を訪れた際、一筆啓上賞入選作品の本が土産物店に置かれ、観光客がまんじゅうやせんべいと同じように本を買い求めているのを目にした。そこから、「いつか綾部の土産物になる本を作りたい」と思うようになったという。
今年4月末、東大阪市にある出版社「遊タイム出版」から本発行の話が持ち込まれた。塩見さんがこれまで構想を抱いていた「こころのお土産本」のコンセプトを示すと、出版社側は了承。10月末の発行を目標に、塩見さんは6月から本格的な執筆を開始した。
執筆とちょうど同じ時期に、塩見さんは綾部里山交流大学の開校準備や当日の運営といった仕事もあった。そんな中で、原稿を書き上げるために数日間、“缶詰め”になったという。
新刊には、漢字の「米」を分解すると「八十八」になるのにちなみ、綾部の「88人」のライフスタイルを紹介。登場する人の年齢は20代から88歳までで、人物を通して綾部の姿を浮き彫りにさせている。
併せて国内外の先人の言葉やメッセージなどを記載。また、各項には塩見さんが撮影した写真も載せている。帯文は、今春に塩見さんが東京でのイベントで鼎談(ていだん)したのがきっかけで知り合った加藤登紀子さんに依頼したところ、快諾を得た。
本は縦187ミリ、横132ミリで196ページ。定価は1260円(税込み)。書店のほか、あやべ観光案内所やあやべ温泉など市内の各施設でも販売される。
|