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2007.10.8 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



好天に秋祭りにぎわう  市内各地で

練り込みの小奴に初めて女子起用

栗町の大川神社
 秋晴れの好天に恵まれた6、 7の両日は綾部地区や中・奥上林地区などを除く市内各地で6日に秋祭りの宵宮、 7日には本祭りが盛大に行われた。

 このうち栗町の栗上、 栗橋両自治会の約140世帯を氏子に持つ大川神社では秋祭り本番の7日、 伝統の若連中の練り込みに初めて女子中学生が小奴(こやっこ)として起用された。 少子化の進行を示す現象でもあるが、 お旅所などで見物する氏子たちに紹介されると大きな拍手が起こっていた。

 若連中は挟箱(はさみばこ)、 黒熊毛槍(くろくまけやり)持ち、 大島毛槍持ち、 小傘(こがさ)持ち、 大傘持ちからなり、 小学生と中学生の男子計10人が務めてきた。 ところが今年は男子が足りなくなったため、 小傘持ちに猪岡麻衣さん (15)、 大傘持ちに村上里菜さん (同) を充てることにした。

 猪岡さんと村上さんは秋祭りに向けて10日ほど前から男子と一緒に練習に励み、 本番では草履に紺色の法被、 黄色い腰ひも、 豆絞りという出(い)で立ちで立派に役割を務めていた。
女子が初めて小奴を務めた

 中筋町の島萬神社 (渋谷計二宮司) では7日、 秋の例大祭が行われ、 拝殿を舞台に今年も府の登録無形文化財になっている 「太鼓踊(たいこおどり)」 と 「太刀振(たちふ)り」 が氏子らによって奉納された。

 太鼓踊と太刀振は約400年前から継承されている民俗芸能。 大人1人と子ども3人の計4人で行う太鼓踊は主に男女の恋愛感情を表現し、 地域や子孫繁栄の願いが込められているとされている。 一方、 太刀振は厄除(やくよけ)や雨乞(あまご)いを祈願する意味があるという。

 この日、 同神社の祭りを見学するため、 綾部地区の住民ら20人余りがあやバスを使って来場。 「踊りの奉納を見るのは初めてで、 素朴さを感じた」 と、 70代の女性は話していた。
伝統の「太鼓踊」「太刀振」奉納

中筋町の島萬神社
太鼓踊などを奉納する氏子