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2007.9.28 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



綾部商工稲荷が“安住の地”へ

綾部商工会議所

西町1丁目で社の地鎮祭を営む

繁栄願い来月下旬に遷座祭

商店の利用促進に
「八福神巡り」構想も
 西町1丁目の綾部商工会議所事務所内に祭られていた 「綾部商工稲荷」 のご神体が、 同商議所 (松田安弘会頭) が同町内に建設している社に遷座されることになった。 社の完成は10月下旬の予定で、 同商議所はここを 「綾部稲荷社」 として末永く市民に信仰してもらえるよう願っている。

 綾部商工稲荷は、 昭和44年に同商議所が綾部の商工業の繁栄を願って伏見稲荷大社から分霊を授かり、 同町にあった綾部商工センターの屋上に祭ったのが始まり。 57年にセンターの火災で社殿が類焼し、 当時の商議所役員らが奉賛会を作って社殿を建立し直した。
建設が進んでいる
 その後、 西町近代化事業で社は平成6年にI・Tビル西側に移されたが、 奉賛会の解散に伴って社が撤去され、 ご神体は平成16年7月から商議所事務所に安置されていた。

 商議所は新しい社の建立を目指し、 一時は西町アイタウン内で用地取得の話もあったが頓挫(とんざ)。 その後、 西町1丁目にあった割烹・若竹の用地と建物を今年3月に取得し、 貸し店舗としての活用のほか、 用地の一部に社を建ててご神体を遷座することを決めた。

 取得した用地は約230平方メートルで、 4分の1を綾部稲荷社として整備。 周囲を玉垣で囲み、 総ヒノキ造りの社殿や鳥居、 手水舎を設ける。 残りの敷地は和風の庭や駐車場に整備され、 空き店舗では位田町の梅原優子さんらが 「おばんざい」 を提供する店 「花一輪」 を開店する。

 社殿の完成後、 商議所は稲荷の遷座式を執り行い、 同店がオープンする10月下旬に遷座祭を行う予定。 その後は毎月1日に 「月嘗祭」 を開き、 地域の活性化を願う。

 合わせて商議所は今年度、 I・Tビル前にある本町4丁目の旧宮本三光堂をギャラリーや貸しスペースに整備し、 ここに薬師如来を遷座。 綾中町の花ノ木地蔵、 並松町の恵比須神社と繁盛神社、 金持神社、 本町2丁目の扇屋懐估亭内に遷座予定の蔵王権現、 薬師堂、 綾部稲荷、 駅前通の綾部天満宮を結ぶ 「八福神巡り」 のマップをつくり、 各所への参拝を兼ねて商店利用に結びつける構想を練っている。

 綾部稲荷の遷座にあたり、 灯ろうと玉垣の支柱、 玉垣への広告掲載を募ったところ、 灯ろう (1基15万円) と支柱 (1本5万円) はすでに定数に達した。 玉垣 (1枚2万円) の広告は現在も受け付けているが、 用地に若干の余裕があるため灯ろうと支柱についても相談に応じる。
 問い合わせは綾部商議所 (42・0701) へ。

やっと訪れた秋を満喫

大本で「秋を愛でる夕べ」催す
市民が秋の風情を楽しんだ
 本宮町の宗教法人・大本で26日夜、 この時季恒例の 「秋を愛(め)でる夕べ」 (大本本部・人類愛善会主催) が催され、 来場した約300人の市民らが、 やっと訪れた秋の夜長を心行くまで満喫した。

 みろく殿内では薄茶席が設けられたほか、 特設舞台では筝曲や居合道演武、 連吟、 尺八、 仕舞、 囃子(はやし)などが披露された。 また神苑内には所々に行灯(あんどん)が灯(とも)され、 来場者らはお神酒の接待を受けながら、 十六夜の観月を楽しんでいた。