京阪神からの観光客誘致と住民相互交流を
綾部市と福井県小浜市、おおい町の2市1町
観光振興の事業決める
3市町巡るツアーコース設定しPR
観光地などのポスターとマップ作製
特産品プレゼントのスタンプラリー
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綾部市と福井県小浜市、 おおい町の2市1町で昨秋に設立した観光交流事業実行委員会
(会長=四方八洲男・綾部市長) の平成19年度総会が7日、 十倉名畑町の 「黒谷和紙工芸の里」
で開かれ、 京阪神などからの観光客誘致に向けた今年度の事業計画を決めるとともに、
住民らを対象にした他市町へのツアーの実施などを通して市民レベルでの相互交流を図っていくことを確認し合った。
綾部市内の東部地域を貫く府道1号 (小浜綾部線) が老富町の福井県境で県道1号とつながっていることから、 3市町が連携した観光事業に取り組むのを目的に昨年10月26日に協定を結んだ。 各市町の担当職員らによる事務レベルで協議を重ねながら、 具体的な事業を検討してきた。
総会には四方市長と村上利夫・小浜市長、 時岡忍・おおい町長を始め、 3市町の関係者17人が出席。 初めに四方市長は 「観光面でのこういった広域連携は府や県も注目している。 互いの志が固まれば、 観光交流が活発になると確信している」 とあいさつした。
同委員会が今年度に計画している柱となる事業のうち、 ツアー事業では3市町を巡るツアーコースを設定。 京阪神のマスコミ関係者を対象にしたツアーを実施し、 新聞や雑誌などの媒体を通してツアーコースを一般に広くPRする。
また、 3市町の観光地などを紹介するポスターとマップを作製するほか、 観光スタンプラリー事業では3市町の観光地の5カ所程度にスタンプを置き、 各市町で2カ所以上のスタンプを集めた人に特産品をプレゼントする。
今年度の予算額は、 各市町が拠出する50万円と財団法人地域活性化センターからの助成金150万円など合わせて約300万円。
総会後、 出席者たちは吉見英館長の案内で施設内を見学。 懇親会では、 住民グループ 「水源の里老富」 女性部のメンバーらによる 「イタドリの油いため」 や 「ウドの皮のキンピラ」、 コゴミやカキの葉などの天ぷらといった手作り料理を味わった。
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