あやべ市民新聞 on web 現在の位置・・ホーム>>NEWS_INDEX&PHOTO_NEWS>>2007.4>>2007.4.27
サイト内検索(since2003.11.26 一部期間は記事全文含む help
2007.4.27 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



イタリアの学生たちが
黒谷和紙の紙漉き体験

十倉名畑町の工芸の里で
 イタリア・トレンティーノ州にあるイスティトゥート・ビットーリア芸術高等専門学校の学生と教授ら12人が26日、 十倉名畑町の黒谷和紙工芸の里を訪れ、 日本の伝統工芸の一つである紙漉すきを体験した。

 南丹市園部町の京都伝統工芸大学校を3年前に視察した同専門学校の校長が、 「学生間の交流をしたい」 と学生の交換留学を提案、 同大学校もこれを受け入れた。 今年3月には大学校の学生がイタリアへ行き、 同専門学校でフレスコ画や彫刻などを体験した。

 24日に来日した一行は、 翌25日に南丹市役所を表敬訪問し、 大学校での歓迎式に出席。 実習初日となった26日は、 大学校で和紙工芸を専攻している学生の実習施設でもある工芸の里で、 紙漉きの実習に臨んだ。

 大学校の講師を務める紙漉き職人の林伸次さん (38) から和紙の歴史や材料、 紙漉きの工程などについて詳しく説明を受けた学生たちは、 1人ずつ簾桁すげたを手に持ち、 林さんや大学校の学生から手ほどきを受けて色紙や書道用の和紙を漉いた。

 一行は27日から5月2日まで、 大学校で竹工芸や陶芸、 自分たちで作った和紙を使った書道などを体験し、 南丹市美山町や京都市内も観光。 4日に帰国する。
紙漉きに挑戦するイタリア人の学生

 岡安町の西八田小学校 (四方健治校長、 84人) で25日から、 保護者が児童に絵本の読み聞かせをする 「読書ボランティア」 の取り組みが始まった。 初日は1・2年生を対象に行われ、 子どもたちはしばらくの間、 絵本の世界に引き込まれた。

 児童に豊かな心を育もうと同校は、 3月に保護者の中から絵本の読み聞かせをしてもらえるボランティアを募集。 稲継章代さん=中筋町=と冨士野里美さん=同=、 鍵本美香さん=渕垣町=の3人がボランティアに登録し、 2週間に1回来校して2〜3学年ごとに絵本を読み聞かせる。

 この日は鍵本さん (36) が1年生に 「まじょのかんづめ」、冨士野さん (39) が2年生に 「キャベツくん」 を読み、 「子どもたちからパワーをもらった」 「子どもの反応を生で見ることができて良かった」 と話した。 四方校長は 「読書は心を耕すことができる。 これを機会に本好きの子どもが増えれば」 と願っている。
子どもたちに絵本の世界を

西八田小学校で
「読書ボランティア」始まる
子どもたちに絵本の読み聞かせをした