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2007.3.30 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



高本さんの作品 高本夏実さん 世界の優秀24作に入賞

綾部小6年「国際平和ポスターコンテスト」で

綾部ライオンズク始まって以来の快挙

「平和考えるきっかけになれば」高本さん
 ライオンズクラブ国際協会が主催する第19回 「国際平和ポスター・コンテスト」 の審査結果がこのほど発表され、 国際レベルでの最終選考に残った綾部小学校6年の高本夏実(こうもと なつみ)さん (12) =本町4丁目=の作品が優秀賞に選ばれた。 綾部ライオンズクラブ (東島敏明会長) 始まって以来の快挙でもあり、 同クラブは28日に味方町のホテル綾部で表彰状の伝達式を開いて高本さんの入賞を盛大に祝った。

  「平和を祝して」 をテーマにした今年のコンテストは世界178カ国の小学5・6年生を対象に行われ、 75カ国から約35万人が出品。 高本さんの作品は綾部ライオンズクラブや335―C地区、 335複合地区の審査を経て、 各国の審査を通過した110点による最終選考にかけられ、 見事に優秀作品24点の中に入った。

 同クラブの3月第2例会に合わせて行われた伝達式では、 粟賀保・第一副会長が国際協会からの表彰状と副賞を高本さんに手渡し、 同クラブからの表彰状を贈呈。 高本さんは 「世界中の人々が平和を祝っていると一目で分かるポスターにしました。 平和とは何かを考えるきっかけにしてほしい」 とあいさつした。
 このあと、 同クラブが青少年育成事業の一環で平成15年から続けている市図書館への書籍の贈呈式も行われた。

 市教委が今年1月から3月まで神宮寺町の加迫神社西側の林で発掘調査をした「加迫古墳群」から、 約1400年前の横穴式石室5基が見つかった。 市内で確認されている横穴式石室の中では最大規模で、 当時の綾部の市街地を治めていた一族の墓と見られている。

 同古墳群は市の遺跡地図にも記載されており、 宅地開発のため調査を実施。 地図には6基の円墳があるとされていたが1基は古墳でないことが分かり、 残り5基から古墳時代後期の石室が出た。

 その中で最も保存状態の良かった3号墳の横穴式石室は、 幅2メートル、 奥行き4・3メートルの 「玄室」 と幅1・1メートル、 奥行き2・4メートルの 「羨道(せんどう)」 からなり、 玄室入り口の両側には直径約60センチの袖石が置かれている。 玄室の天井の高さは推定3メートル。 床には握りこぶし大の石が敷き詰められていた。

 5基の石室はいずれも開口部が市街地を望む北か東を向いているため地域の開発にかかわった一族の墓と考えられている。 出土品の中に畿内から持ち込まれたと思われる轡(くつわ)などの馬具があることから、 この一族が畿内とも結びつきのある権力者であったと推測されている。

 市教委は4月1日午前10時から市民を対象にした現地説明会を開く。 問い合わせは市資料館 (43・1366) へ。
市内最大級の横穴式石室

神宮寺町の加迫古墳群で見つかる

4月1日午前10時から
市民向けに現地説明会
市内最大級の横穴式石室