2月18日の東京マラソンでレース中に心肺停止状態となった男性ランナー2人が自動体外式除細動器
(AED) を使った蘇生(そせい)措置を受け一命を取り留めたという話題は記憶に新しいが、
味方町のホテル綾部も万一に備え、 このほどAEDを導入した。
AEDは心臓まひなどで心室細動 (けいれん) を起こした心臓に電気ショックを与えて正常な動きに戻す医療機器で、 人工呼吸や心臓マッサージなどとの併用で救命率を高める。
市内では市と府が市保健福祉センター (青野町) や府総合教育センター北部研修所 (川糸町) など多くの市民が利用する一部の公共施設にAEDを置いているが、 民間にはほとんど普及していないのが現状だ。
同ホテルは、 高齢者の利用も多いことからAEDを導入。 利用客からも見えやすいフロントカウンター後方の壁に置き、 いざという時はだれでも使えるようにした。
昨年にはホテルの全スタッフが普通救命講習を受けてAEDの使い方を学んでおり、 今後も新しく入ったAEDを活用して救命講習を開く予定という。
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ホテル綾部がAED導入
フロントカウンター後方の壁に設置
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