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2007.3.5 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



釆女稲荷の初午大祭にぎわう

綾部八幡宮
 春を通り越し初夏のような陽気となった4日、 宮代町の綾部八幡宮 (奈島正倫宮司) 境内にある采女うねめ稲荷神社で恒例の初はつ午うま大祭が執り行われ、 商業関係者など多くの参拝者でにぎわった。

 初午大祭とは本来、 京都でもっとも古い神社の一つであり、 全国に約4万社あるとされる稲荷社の総本社、 伏見稲荷の大神が、 和銅4年 (711) 2月初午の日に初めて鎮座された縁日と伝えられている。 ただ、 綾部八幡宮の采女稲荷神社では、 慣わしにより昔から1カ月遅れの3月に営まれている。

 奈島宮司によると、 祭神の 「豊受姫とようけびめ大神」 は本来、 食べ物や衣類を司る神であったが、 時代の変遷でいつのころからか商売の神として崇あがめられるようになったという。

 奈島宮司によって執り行われたこの日の神事も、 氏子となる7町区の商工繁栄会の役員や総代、 参拝者ら多数が参列。 商売繁盛や交通安全などが祈願された。

 また境内では、 福引やぜんざいの接待があり、 参拝を終えた善男善女が立ち寄っていた。
社殿で執り行われた神事

 2月18日の東京マラソンでレース中に心肺停止状態となった男性ランナー2人が自動体外式除細動器 (AED) を使った蘇生(そせい)措置を受け一命を取り留めたという話題は記憶に新しいが、 味方町のホテル綾部も万一に備え、 このほどAEDを導入した。

 AEDは心臓まひなどで心室細動 (けいれん) を起こした心臓に電気ショックを与えて正常な動きに戻す医療機器で、 人工呼吸や心臓マッサージなどとの併用で救命率を高める。

 市内では市と府が市保健福祉センター (青野町) や府総合教育センター北部研修所 (川糸町) など多くの市民が利用する一部の公共施設にAEDを置いているが、 民間にはほとんど普及していないのが現状だ。

 同ホテルは、 高齢者の利用も多いことからAEDを導入。 利用客からも見えやすいフロントカウンター後方の壁に置き、 いざという時はだれでも使えるようにした。

 昨年にはホテルの全スタッフが普通救命講習を受けてAEDの使い方を学んでおり、 今後も新しく入ったAEDを活用して救命講習を開く予定という。
ホテル綾部がAED導入

フロントカウンター後方の壁に設置
フロント後方に取り付けられたAED