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2007.2.5 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



志賀郷で「七不思議」の伝統行事

今年は中稲が一番良さそう

阿須須伎神社「茗荷祭」
  「志賀の七不思議」 の一つで、 茗荷(みょうが)の芽の出具合によってその年の米の作況を占う伝統行事 「茗荷祭」 が3日、 金河内町の阿須須伎神社 (佐々木真雄宮司) であった。

 前日の雪が所々に残る参道は、 朝の冷え込みで凍りつき、 足元を確かめながらの参詣(さんけい)となった。 大勢の住民らが見守る中で、 境内わきのお宝田に入った佐々木宮司は、 早稲(わせ)、 中稲(なかて)、 晩稲(おくて)の順に鎌(かま)を使って1本ずつ、 計3本の茗荷の芽を切り取った。

 本殿前で佐々木宮司から結果の発表があった。 それによると、 一番良かったのは中稲で、 早稲、 晩稲の順となったが、 今年は水不足のための干ばつが予想されるという。 このあと参詣者らは、 今年の豊作を祈願してそろって手を合わせた。
茗荷を刈り取る佐々木宮司

 篠田町の篠田神社 (四方義規宮司、 井田文夫筆頭総代) で4日、 伝統行事 「筍(たけのこ)祭」 が行われた。 例年、 同祭は身を切るような寒さと積雪の中で営まれるが、 今年は打って変わった暖冬。 穏やかな 「立春」 の日で、 更に日曜と重なったこともあって多くの人が訪れ、 住民たちは掘り出された筍を見ながら今年の米作を予想していた。

 筍の育ち具合で米の作柄を占う筍祭は、 「志賀の七不思議」 の一つ。 今年の禰宜(ねぎ)は榊原均さんと亀水道雄さん、 中野文夫さん、 松宮政人さんの4人が務めた。

 参拝者らが見守る中、 境内にある 「お宝田」 で禰宜の2人が 「早稲」 「中稲」 「晩稲」 の順で筍を刈り出した。 2人がお宝田を出ると、 参拝者らが取り囲むように筍を観察。 「今年は中稲が良さそうや」 などと口々に話していた。
こちらも「中稲が良さそうや」

篠田神社「筍祭」
筍を取り囲む参拝者ら