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2007.1.24 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



「かけがえのない命 ずっと輝かせて」

湯浅君死亡の児童傷害致死事件から5年

綾部小で「命の尊さを考える集い」

土田校長があいさつで
全校児童に呼びかけ
 神宮寺町の市道で集団登校中だった児童たちの列にワゴン車が突っ込み、 湯浅裕介君 (当時7歳) が死亡、 11人の子どもが負傷した事件から丸5年が経過した。 21日に事件現場で追悼式が行われ、 22日には裕介君が通っていた上野町の綾部小学校 (土田稔校長、 782人) で 「命の尊さを考える集い」 が開かれた。

 事件をきっかけに同校は毎月21日を 「いのちをみつめる日」 とし、 今年度は学年ごとに絵本の読み聞かせなどを通して命の大切さを学んでいる。 この日の集いは、 全校児童を対象にした取り組み。

 あいさつで土田校長は、 「きょうの集いでは一人ひとりが優しさや思いやりの心について考え、 命を見つめる大切な時間にしてほしい。 かけがえのない命を自分自身のため、 そして支えてもらっている多くの人たちのためにずっと輝かせてほしい」 と児童たちに呼びかけた。

 絵本 「1こでも100このりんご」 の読み聞かせに続いて、 6年生 (143人) が発表。 昨年、 全国で相次いで発生した子どもの自殺の原因とされるいじめについてクラスごとに話し合ったことを基に、 いじめをなくすための宣言などを披露したほか、 「この星に生まれて」 を合唱した。

 また、 最後に全校児童が 「明日に向かって」 の歌声を体育館に響かせた。

 集いのあと、 5年前の事件直後から関係機関によって組織されている 「心のケアプロジェクトチーム」 の会議が開かれ、 活動の状況などが報告された。

 この事件で傷害致死罪などによって、 京都地裁舞鶴支部での一審で懲役18年の実刑判決を受けた幸寺隆次被告 (57) =舞鶴市=は、 昨年9月25日に大阪高裁であった控訴審判決で控訴を棄却されたのを不服として同年10月4日、 最高裁に上告している。
「この星に生まれて」を合唱する6年生たち

会員や外国人ら約80人

新春パーティーで交流

綾部国際交流協会が今年も開く
歓談する参加者たち
 綾部国際交流協会 (諏訪喜栄子代表) の 「新春ふれあいパーティー」 が21日、 宮代町の市宮代コミュニティセンターで開かれ、 会員や外国人たちが交流を深めた。

 同協会は、 宮代町の市民ホールで毎週金曜の夜、 綾部や福知山に住む中国やタイ、 インドネシア、 アルゼンチン、 フィリピン出身の外国人に日本語を指導するなど、 日本での生活支援を行っているほか、 外国人と一緒に日本語の英訳や料理講習会を開くなど幅広く活動している。

 現在は約40人の外国人が登録しているが、 冬場に雪が降ると市外からの参加が難しくなるため、 今年2月から試験的に、 福知山市内でも日本語の指導を行う場を開設する。

 交流会には綾部と福知山、 舞鶴の各市に住む外国人とその家族、 友人、 日本の会員ら合わせて約80人が参加。 諏訪代表が 「今年も内容を充実させ、 多くの人が参加して楽しい輪が広がれば」 とあいさつしたあと、 協会顧問の上田幸男さんの発声で乾杯し、 参加者たちが各国の歌を披露するなどした。