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2006.11.29 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



新酒の仕込み本格化

若宮酒造

12月20日ごろには店頭に
 味方町の若宮酒造 (木内敏雄社長) で、 新酒の仕込みが本格化している。 今年は、 兵庫県新温泉町からベテランの但馬杜氏、 尾崎和博さん (70) を蔵に迎えた。 飲み口の流行に左右されない、 日本酒本来の豊かな味と香りが楽しめる酒づくりが尾崎さんの真骨頂で、 同社の丸山和則専務も初絞りに大きな期待をかけている。 新酒は、 12月20日ごろ店頭に並ぶ。

 初冬の冷え込みとともに盛期を迎える日本酒の仕込み。 かつて市内には10数軒の造り酒屋があったが、 今は実際に酒を造っているのは若宮酒造1軒だけ。 大吟醸や純米吟醸など10銘柄を出荷している。

 今年の仕込みは11月3日にスタートした。 まず、 精米した酒米を洗って蒸し上げ、 これに麹(こうじ)と水を混ぜて酒母を造る。 続いて3段階にわたって仕込みを繰り返してもろみを完成させたあと、 じっくりと発酵させる。 吟醸酒が出来るまでには、 多くの手間と1カ月余りの時間がかかる。

 同社では、 市内の酒販店でつくる 「綾部の酒を創る会」 が企画し、 無農薬で育てた市内産の酒米 「山田錦」 でつくる特別純米酒 「穂乃花(ほのか)」 を今年も仕込んでおり、 一升瓶換算で1千本の出荷を予定している。 杜氏の尾崎さんは 「仕込みは順調に進んでいる」 と新酒の出来に自信をのぞかせている。 仕込み作業は来年3月まで続く。
櫂入れをする杜氏

会員の塗装講習兼ね、市民ホール「お色直し」

市シルバー人材センター
塗装作業をする会員ら
 市シルバー人材センター (川端貞男理事長) は27日、 宮代町の市民ホールで室内塗装講習会を開いた。 講習会は会員らの塗装技術の向上を図ることだけではなく、 市民ホールの改装も兼ねて行われ、 参加者たちは天井や壁に白色のペンキを塗るなどの作業に励んだ。

 市民ホールは、 昭和45年に府が建設して 「綾部労働セッツルメント」 として利用され、 59年からは市が管理してきた。 今年4月からは指定管理者となったシルバー人材センターが管理・運営している。

 市民ホールには洋室と和室合わせて11室が設けられているが建設以降、 手が加えられず、 天井や壁がくすみ、 照明を付けても雰囲気が暗い部屋もある。

 6月に同センターの役職員が部屋の改装に取り組んだのを踏まえ、 実習を中心にした塗装講習会を同ホールで開催することにした。

 施設の休館日を利用して行われた講習会には会員のほか、 「講習会で学んだことを生かして、 家の修繕を自分でやりたい」 という女性も参加。 会員で元塗装業の寺門忠さん=本町5丁目=から指導を受けながら、 参加者27人は 「丹の国」 など4つの部屋に分かれて作業に当たった。

 また、 昼食時には女性会員が手作りしたおにぎりを参加者たちは味わった。