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2006.11.10 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



交通難所の解消で舞鶴が“近く”に

「菅坂バイパス」開通

関係者ら出席して記念行事も
 綾部と舞鶴を結ぶ府道舞鶴和知線の「菅坂バイパス」が8日、開通した。これまで菅坂峠を越える現道は道幅が狭く、急カーブが多く交通の難所となっていた。今まで冬場の積雪時などには交通規制されてきたのが、バイパスによって解消されるとともに、この区間の車での所要時間が約7分短縮された。

 府が平成7年度から整備を進めた菅坂バイパスは、トンネル2本と橋梁(きょうりょう)2本を含め延長2・3`。事業費は約65億円。

 8日には菅坂南トンネル(延長953b)の舞鶴側坑口で、小石原範和副知事や四方八洲男・綾部市長、江守光起・舞鶴市長ら関係者が出席して、テープカットやくす玉割などの記念行事が行われた。会場では上林小学校(白藤隆夫校長、62人)の児童たちが、地元に伝わる太鼓をアレンジして創作した「若鮎(わかあゆ)太鼓」を披露した。

 また、同トンネルの綾部側坑口の道路わきには住民たちが鉢植えの菊を並べ、通り初めをする関係車両を迎えた。

 現地には子どもたちが制作した「ありがとう 安全・安心な道を!」と書かれた看板も立てられた。
トンネル前で記念写真に収まる関係者ら

 秋の深まりとともに境内の広葉樹が徐々に色づき始めた安国寺町の臨済宗安国寺(藤本政秀住職)で18日、「もみじ祭り」が盛大に開かれる。主催は東八田地区自治会連合会と安国寺自治会、同寺でつくる同祭り実行委員会(委員長=塩尻紀明・安国寺自治会長と牧野均・安国寺総代)。

 祭りは午前9時から午後3時まで。境内にはお茶席が設けられ、邦楽演奏が行われるほか、うどんやもち、飲み物、地元産の野菜、農産物加工品などを販売する模擬店も並ぶ。また午前10時からもちつき、11時20分から位田高城太鼓の演奏もある。

 同寺では現在、方丈の屋根の葺(ふ)き替え工事が行われているが、不用になった古い瓦(かわら)を17日から19日まで希望者にプレゼントする。瓦は約210年前の寛政年間に製造されたものだという。1人1枚限定で、受け付けは3日間とも午前9時〜午後3時。期間中、重要文化財の仏像が一般に無料公開される。

 現在、同寺の紅葉は「四分」となっている。祭りについて問い合わせは実行委員会事務局(44・1565)へ。
盛大に「もみじ祭り」18日に安国寺で

重文の仏像の一般公開、瓦プレゼントも
モミジが色づき始めた安国寺