交通難所の解消で舞鶴が“近く”に
「菅坂バイパス」開通
関係者ら出席して記念行事も
|
綾部と舞鶴を結ぶ府道舞鶴和知線の「菅坂バイパス」が8日、開通した。これまで菅坂峠を越える現道は道幅が狭く、急カーブが多く交通の難所となっていた。今まで冬場の積雪時などには交通規制されてきたのが、バイパスによって解消されるとともに、この区間の車での所要時間が約7分短縮された。
府が平成7年度から整備を進めた菅坂バイパスは、トンネル2本と橋梁(きょうりょう)2本を含め延長2・3`。事業費は約65億円。
8日には菅坂南トンネル(延長953b)の舞鶴側坑口で、小石原範和副知事や四方八洲男・綾部市長、江守光起・舞鶴市長ら関係者が出席して、テープカットやくす玉割などの記念行事が行われた。会場では上林小学校(白藤隆夫校長、62人)の児童たちが、地元に伝わる太鼓をアレンジして創作した「若鮎(わかあゆ)太鼓」を披露した。
また、同トンネルの綾部側坑口の道路わきには住民たちが鉢植えの菊を並べ、通り初めをする関係車両を迎えた。
現地には子どもたちが制作した「ありがとう 安全・安心な道を!」と書かれた看板も立てられた。
|