四国八十八カ所霊場の石仏安置
新しいお堂の完成祝い
住民ら喜びの開眼法要
睦寄町の光明寺参道
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国宝の二王門を持つ睦寄町の真言宗光明寺 (楳林誠雄住職) の参道で建築が進められていた、 四国八十八カ所の各霊場の石仏を安置する新しいお堂がこのほど完成した。 3日には住民らが参列して開眼法要が営まれた。
この石仏は文政8年 (1825) に地元の上林や山家、 和知、 丹後方面の住民が寄進したもので、 二王門北側の参道の両脇(わき)にあったお堂に44体ずつ安置されていた。
ところが、 昨年12月の大雪で東側のお堂が倒壊。 国宝君尾山を守る会 (長野幸男会長) が口・中・奥の3上林と山家の住民から寄付を募り、 88体をまとめて収められる新しいお堂を建てた。
楳林住職が執り行った開眼法要には、 奥上林地区の自治会長や口上林と中上林、 山家3地区の自治会連合会の代表、 工事関係者、 同会の役員、 寺の総代や信徒ら約50人が参列。 粉状の香を手ですり潰す 「塗香ずこう」 で身を清めたあと、 楳林住職が経を唱える中、 一人ひとりが焼香をしてお堂の完成を祝った。
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