300年以上の歴史を持つ旧家 「羽室家」 (広小路1丁目) に伝わる家宝の数々を展示する市資料館第14回特別展が28日、 里町の市資料館でスタートした。
江戸時代に綾部藩綾部組の大庄屋だった羽室家は、 綾部一の豪商として藩財政に大きな影響力を持った。 その蔵には各種道具類や軸物、 陶磁器、 屏風(びょうぶ)など数千点が受け継がれてきた。
これら貴重な品々や古文書などの歴史資料が、 第11代当主の羽室功一さんによって、 このほど市に寄贈されることになったのを機に、 「蔵」 にスポットを当てた特別展が企画された。
会場には羽室家の豊かな財力をしのばせる陶磁器や商売に使った天秤(てんびん)などの道具類が並べられ、 期間中には展示品の入れ替えもある。 展観料は200円で、 中学生以下は無料。 11月26日まで。
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「羽室家」に伝わる家宝の数々を展示
市資料館で第14回特別展がスタート
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