上林っ子の力作もったいない!
八津合町の府道沿いに
案山子7体がお目見え
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稲の収獲が終わる中、 八津合町西屋の府道小浜綾部線沿いには案山子(かかし)7体が立てられ、 通行するドライバーらの目を引いている。
この案山子は同町の上林小学校 (白藤隆夫校長、 63人) の子どもたちが製作したもの。 同校の3〜6年生は総合学習で地元の人から助言や指導を受けながら、 縦割り班で太鼓や山菜などについて勉強したり、 もち米作りにも取り組んだ。
もち米作り班は、 同町の藤原和郎さん (79) の田んぼで代かきや田植えなどを体験。 9月には全校児童が7班に分かれて作った案山子を田んぼに立てた。
21日に同校であった総合学習の発表会で、 子どもたちが収獲・脱穀したもち米を使ったもちつきも行われ、 出来上がったもちは来場した保護者や関係者らにふるまわれた。
その際、 藤原さんは田んぼに残された案山子を 「このまま放っておくのではなく、 たくさんの人に見てほしい」 と願い、 府道沿いに移すことを提案。 子どもたちの了承を得て、 翌22日に7体を並べて設置した。
「子どもたちが作った案山子によって、 田んぼにスズメがほとんどやって来ず、 良い米が取れた」 と藤原さんは、 大役を終えた案山子をねぎらっている。
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