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2006.10.27 NEWS INDEX & PHOTO NEWS



上林っ子の力作もったいない!

八津合町の府道沿いに
案山子7体がお目見え
 稲の収獲が終わる中、 八津合町西屋の府道小浜綾部線沿いには案山子(かかし)7体が立てられ、 通行するドライバーらの目を引いている。

 この案山子は同町の上林小学校 (白藤隆夫校長、 63人) の子どもたちが製作したもの。 同校の3〜6年生は総合学習で地元の人から助言や指導を受けながら、 縦割り班で太鼓や山菜などについて勉強したり、 もち米作りにも取り組んだ。

 もち米作り班は、 同町の藤原和郎さん (79) の田んぼで代かきや田植えなどを体験。 9月には全校児童が7班に分かれて作った案山子を田んぼに立てた。

 21日に同校であった総合学習の発表会で、 子どもたちが収獲・脱穀したもち米を使ったもちつきも行われ、 出来上がったもちは来場した保護者や関係者らにふるまわれた。

 その際、 藤原さんは田んぼに残された案山子を 「このまま放っておくのではなく、 たくさんの人に見てほしい」 と願い、 府道沿いに移すことを提案。 子どもたちの了承を得て、 翌22日に7体を並べて設置した。

  「子どもたちが作った案山子によって、 田んぼにスズメがほとんどやって来ず、 良い米が取れた」 と藤原さんは、 大役を終えた案山子をねぎらっている。
府道沿いに立ち並ぶ案山子

 上八田町で草木染に取り組む土田えみさんの 「草木染織展」 が30日まで、 綾中町のアスパBホールで開かれている。 入場無料。

 池田市出身の土田さんは大阪府の視覚障害者協会職員をしながら染織を志し、 平成11年に綾部に移り住んで工房を構えた。 アスパでの個展は7回目。 ほかにも舞鶴や亀岡、 京都、 神戸、 大阪、 名古屋、 埼玉など各地で個展を開いている。

 自らが栽培する藍(あい)のほか、 桜やツバキ、 サザンカ、 杉、 竹、 月見草などの草木で染め上げた優しい色合いの糸を機で織り上げ、 コースターやマフラー、 タペストリー、 反物、 服などを制作。 今回の個展でも、 それらの作品100点余りを展示している。 時間は午前10時から午後5時 (最終日は午後4時) まで。
土田えみさんが「草木染織展」開催

アスパBホールで
土田さんの草木染織展