市民ら約500人が熱心に聴講
将棋の森六段招き「仏教講演会」開催
市仏教会
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市仏教会 (黒川泰信会長) が主催する10回目の 「仏教講演会」 が24日、 里町の府中丹文化会館であり、 将棋界の名伯楽として知られる日本将棋連盟の森信雄六段 (54) =宝塚市=の講演に、 約500人の市民が熱心に耳を傾けた。
森六段が、 平成10年に29歳の若さで世を去った伝説の棋士、 村山聖九段を育てた話は小説や漫画などにもなっている。 門下には、 今年の新人王・糸谷哲郎四段など20人の現役棋士がいる。
講演のタイトルは 「将棋 勝負を超えて―多くの弟子を育てて―」。 少年時代から将棋を教えた村山九段とのかかわりを中心に師弟関係について語った森六段は、 「相撲ならひと財産を築いているが、 将棋の場合は弟子を育てても一銭にもならない。 それでも、 強くて魅力のある棋士を育てたくてやっている」 などと話した。
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