第3次整備の増築棟完成
市立病院 新救急室で受け入れ開始
皮膚科と精神科も新しい診察室に
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青野町の市立病院で今年2月から進められている第3次整備事業で建設された増築棟の完成式が11日、
同病院講堂で行われた。 増築棟の1階に整備された救急室が12日午後3時から救急患者の受け入れを開始したのに続き、
増築棟の2階に設けられた皮膚科と精神科の新しい診察室での外来診療が16日から始められる。
同病院の西館に併設された増築棟は1階が366平方メートル、 2階が891平方メートル。
1階の救急室は平成2年の開院当初からあった救急室の約3倍の広さに拡充され、
救急処置室と診察室3室が設けられたほか、 患者用の待合室が新たに設けられた。
診察室のうち1つは重症感染者にも対応できるようになっている。
2階には、 これまで西館1階で外来診療してきた皮膚科と精神科を移転するための診察室を新設したほか、 病院スタッフの当直室6室を整備。 平成14年の第2次整備で西館2階に開設された人工透析室も増築棟に移され、 透析ベッド数は12床から20床に増える。 新しい人工透析室での治療は今月末の予定。
第3次整備の事業費は、 設計・監理が1971万5千円、 増築棟の本体工事が4億4940万円、 電気設備工事が1億3125万円の計6億円余り。
完成式には市や病院、 工事関係者ら約100人が出席。 市医療公社理事長の四方八洲男市長と白方秀二院長のあいさつのあと、 来賓の中村泰三・府中丹東保健所長と川北淳・市議会議長が祝辞を述べた。 式典に引き続き、 増築棟の 「時間外出入口」 前でテープカットも行われた。
また式典の席上、 中上林と奥上林の市立診療所で長年にわたって診察に当たっている白方院長と高升正彦副院長に、 「へき地医療貢献者」 として全国自治体病院開設者協議会と全国自治体病院協議会からの表彰状が伝達された。
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