改修なった神輿 氏子たちに披露
位田町 御手槻神社と氏政神社
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位田町の御手槻(みてつき)神社と氏政(うじまさ)神社の秋季大祭が8日に執り行われ、 6月に改修された御手槻神社の神輿(みこし)がお旅所となった高城館で両神社の氏子たちに披露された。
御手槻神社の神輿は老朽化に伴い改修されたもので、 屋根には漆(うるし)が塗られている。
一方、 10年前に改修された氏政神社の神輿には金箔(きんぱく)が張られており、
金と黒の2つの神輿が地元で互いに存在感を主張している。
この日、 各神社を出発した神輿は町内を練り歩いたあと、 担ぎ手たちの威勢の良い掛け声とともに高城館へ到着。 多くの氏子たちが見守る中、 奈島正倫宮司による神事が行われた。
また、 祭りの日の恒例になっているのが85歳になる高齢者の表彰。 昭和50年ごろから始まり、 平均寿命が今ほど長くなかった以前は 「息が長い」 の意味を込めて火吹き竹を贈っていたが、 長寿社会となった最近では更に長生きしてもらおうと 「末広がり」 の扇子をプレゼントしており、 今年は7人のお年寄りが表彰された。
このほか、 位田高城太鼓の奉納なども行われたが、 予定されていた舟漕(こ)ぎ競争は由良川の増水により中止された。
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