「人とのかかわり大切に」
「頑張って働き誇り持つ」
綾高定時制の生徒らが
体験作文を発表し合う
|
綾部高校 (内藤行雄校長) の定時制に通う生徒らによる 「体験作文発表会」 が28日、 川糸町の同校東分校であり、 働きながら学ぶ生徒たちが、 日々の生活や仕事、 将来のことで悩んだり苦しんだりした体験を率直に発表し合った。
同校の定時制には、 4学年合わせて29人が在籍している。 初めに足立和博・生徒会長が 「人前での発表は苦手な人が多いかもしれないが、 発表を聴いてその人の大事な一面を知ることができる。 しっかり聴いてほしい」 と開会の言葉を述べ、 内藤校長のあいさつなどに続いて発表に移った。
工場で組み立てや梱包(こんぽうなどの仕事をしている男子生徒は、 「肉体的、 精神的な疲れで、 学校では眠くなることが多いが、 仕事をする中で人とのかかわりの大切さに気づいた。 更に生活を充実させたい」 と発表。
定時制に通っていることを伝えた時、 周りの見下すような視線を感じたという女子生徒は 「頑張って働いていることに誇りを持つことで、 全日制の人たちとそんなに変わらないと思えるようになった」 と話し、 拍手を浴びた。
この日は11人が発表。 この中から9月22日に京都市内である府高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大に出場する1人が選ばれる。
|