物部町に「民泊ひとみ」オープン
人見次男さん(63)小百合さん(60)
夫妻が今月から
都会の人に息抜きの場を
今春Uターン 妻の実家の離れ改造
今月中順には第1号の客5人来綾、
ホタル観賞など満喫
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物部町須波伎の人見次男さん(63)、 小百合さん(60) 夫妻が今月2日、
自宅の離れを改装して 「民泊ひとみ」 をオープンさせた。 物部保育園から東へ数百メートル入った場所にある静かな宿で、
周りはホタルも飛び交うなど自然豊かな所。 2人は、 こういった農村の雰囲気を都市住民に味わってもらうことで
「息抜きできる場所を提供したい」 と話している。
夫妻は25年間にわたる大阪府高槻市での生活を経て、 今年4月までに小百合さんの実家がある物部町へ戻った。
元々、 病院の栄養士として働いていた小百合さんが 「人に食べ物を提供できる仕事をしたい」
と望んでいたため、 大阪の友人にも田舎の良さを知ってもらおうと農村民泊を始めることにした。
今年2月に2階建ての離れを改装して最大で2グループ、 14〜15人の宿泊が可能な宿泊施設に。
父志郎さん (87) に教わって2人が栽培した新鮮な野菜や地元産の野菜を使い、
小百合さんが腕を振るった料理を提供する。 また、 ここを拠点に市内を観光してもらえるようにと、
観光情報の提供も考えている。
第1号の客は、 今月16、 17の両日に堺市や茨木市から訪れた次男さんの知人ら5人。
地元の 「ふたばグループ」 からそば打ちを教わったり、 夜にはホタルを観賞して感動していたという。
まだオープンしたばかりで慣れないこともあり、 しばらくは友人や知人を優先に受け入れていくが、
今後は鍛治屋町の里山ねっと・あやべが開く農業体験などのイベント参加者も受け入れる。
店の外には志郎さんが書いた看板も取り付けた。 人見さん夫婦は 「これまで両親が地域のみなさんに助けられて暮らしてきたので、
地域の人にも気軽に来てもらえるような場所にして地域の活性化にも貢献したい」
と願っている。
料金は1泊2食付きで1人5千円。 問い合わせは人見さん (0773・49・1166)
へ。
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