めったに見られないヘビ
シロマダラ発見
高槻町の岡安芳一さんが自宅近くで
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高槻町の農業、 岡安芳一さん (64) が8日夜、 自宅近くの路上で見慣れない模様のヘビを見つけた。
本社が福知山市の市動物園に画像を送って問い合わせたところ、 「シロマダラ」
という名前の極めて珍しいヘビであることが判明した。
シロマダラはトカゲ目ナミヘビ科のは虫類で、 絶滅の恐れがある野生生物をまとめた京都府のレッドデータブックでは
「要注目種」 になっている。 体長は30〜70センチで、 灰色の地に黒褐色の横帯が50個余り並ぶ。
山地から平地の田畑周辺まで生息し、 夜行性でトカゲやヘビなどを食べる。
本州、 四国、 九州とその近隣の島、 北海道の数地点に分布するが、 夜行性のため、 分布や生息数の情報が乏しく、 研究が進んでいない。 府内にも広く分布している可能性はあるものの、 詳細は不明という。
岡安さんが見つけたシロマダラは体長50センチ。 町内の人たちに見せたが誰(だれ)も見たことがなく、 「ひょっとしたらペット用の外来種が逃げ出したのかも」 などと考え、 本社に連絡した。
同動物園は 「シロマダラは夜行性のため滅多に見られない種類。 絶滅に瀕している種類では無いようだが、 ほとんど見た人はないようだ」 という。
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