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2006.6.7
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NEWS INDEX & PHOTO NEWS
絶命寸前種 ホトケドジョウ撮影

於与岐町の吉崎孝典さんが地元で発見
 於与岐町の吉崎孝典さん (61) が4日、 同町内でホトケドジョウを発見し、 デジタルカメラで撮影した。 ホトケドジョウは、 近年個体数が激減、 絶滅が危惧(きぐ)されている。 環境省の 「レッドデータブック」 には近い将来に野生での絶滅の危険性が高い種として掲載されており、 府のカテゴリーでは 「絶滅寸前種」 になっている。 吉崎さんも最近はまったく見なくなったといい、 貴重な画像を本紙にメールで寄せた。

 府によると、 由良川水系は、 ホトケドジョウ分布の西限にあたるという。 体長は約6センチ。 口ひげは4対で、 そのうち3対は上唇にあり、 1対は鼻孔より発達したもの。 体色は黄褐色で小さな暗色点が全体を密に覆っている。

 ホトケドジョウは、 流れの緩やかな細流にある砂泥底の水草の間や水田の脇にある水路や水たまりに生息する。 底生性の小動物を主に捕食。 綾部でもかつては、 山間部の田んぼや水路などで比較的よく見られたというが、 開発などで激減。 綾部環境問題研究会が種の保全に向けた取り組みを進めている。

 吉崎さんがホトケドジョウを見つけたのは、 かつて田んぼだったところに杉を植えた林の中の水路。 土砂にせき止められて溜(た)まった水を排水したところ、 水の中で跳ねているホトケドジョウを見つけた。

 同研究会の久後生歩さん (52) =味方町=は、 「ホトケドジョウは個体数が激減しており、 なかなか見ることができなくなっている。 このような生息できる環境を守っていく必要がある」 と話している。
吉崎さんが撮影したホトケドジョウ

 白道路町の大槻幸男さん (74) 宅の庭木に今、 つがいの野鳥が巣を作っている。 卵を温めていると思われ、 大槻さん夫婦は 「雛(ひな)がかえるのが楽しみ」 と温かく見守っている。

 大槻さんによると、 野鳥が巣を作り始めたのは5月初旬。 3日間ほどかけて庭木に直径数センチの穴を開けた。 2羽が交代で巣を出入りしている様子を双眼鏡で見物していた大槻さんだが、 何の鳥かは分からなかった。

 そこで綾部環境問題研究会の久後生歩さん (52) =味方町=に確認してもらったところ、 この鳥はコゲラであることが判明した。 コゲラはキツツキの仲間で、 体長は約15センチ。 翼が白と黒の縞(しま)模様になっており、 「ギィーギィー」 という鳴き声が特徴という。

 現在、 コゲラは1羽が巣の入り口から顔を出してジッとしていることが多く、 もう1羽が巣に戻ってくると、 その役目を交代する。 久後さんは 「恐らく卵を温めているのでは」 と話しており、 雛がかえる日も近い。

巣に戻ってきたところ
雛かえるのが楽しみ

野鳥のコゲラ庭木で巣作り

白道路町の大槻さん宅
巣から顔を出すコゲラ

NEWS INDEX  2006. 6. 7付
◎荒賀志津香さん 初挑戦で最高賞に輝く
 花フェスタ2006全国高校生フラワーデザインコンテスト
 「まさか優勝とは」びっくり!
 1次審査通過した77人の頂点に
 「音楽の絶対音階に似たデザインの才能ある」指導の上野さん
 綾部高校卒業後は植物さわる仕事に
◎口上林と東八田結ぶ「黒石峠越え」の区間
 整備促進へ住民らの思い熱く
 今年度は上杉町側の測量など実施
◎筒先持って放水訓練にチャレンジ
 上延町自治会の3地区約150世帯の住民ら
◎11日午前10時から第29回「住宅デー」
 京建労綾部支部事務所や
 協立診療所など3会場で
◎風声 鹿の贈り物 故屋岡町 仲久保ハルノ
◎ちょっと良い話
 綾部の人々の優しさにふれて F子
◎パワーショベル盗まれる!
 奥田重機が渕垣駅近くの工事現場で被害に遭う
 犯行は4日夕方から5日朝の間
 現場に大型貨物のタイヤ痕
 「目撃情報の提供を」奥田重機が協力呼びかけ
 市内で今年3件目、綾部署も警戒強める
◎絶命寸前種 ホトケドジョウ撮影
 於与岐町の吉崎孝典さんが地元で発見
◎雛かえるのが楽しみ
 野鳥のコゲラ庭木で巣作り
 白道路町の大槻さん宅
◎日中2カ国語に対応のユニークな絵本
 「ロクと八九郎狼」を出版
 綾部商議所専務で国際交流にも尽くす 梅原陽介さん
◎今年は8月に「駒ケ岳」登山
 本社後援 綾部富士登山会が参加者募る
◇平成18年度綾部夏季社会人野球大会
◎告知板
◎おめでとう
◎おくやみ
◎本社来訪
◎あやべ文芸 風花