心肺停止者の救命効果を高めるため市はこのほど、 青野町の市保健福祉センターと並松町の市民センター、
上杉町の市総合運動公園体育館に自動体外式除細動器 (AED) を1台ずつ設置した。
AEDは、 心臓まひなどで心室細動 (けいれん) を起こしてポンプとしての役割を果たせなくなった心臓に電気ショックを与え、 心臓の動きを正常な状態に戻す医療機器。 人工呼吸や心臓マッサージなどとの併用で、 救命率を高める。
厚労省の通達で平成16年6月から一般市民の使用が可能になったことから、 市は多くの市民らが利用する3カ所の公共施設にAEDを備えた。
設置されたAEDは、 ふたを開けると電源が入るタイプで、 1台当たりの価格は約27万円。 保健福祉センターでは、 万一の場合でも安全にAEDを使用するため、 市職員6人が普通救命講習を受けてAEDの使い方などを教わっている。
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