和紙工芸研修センター開講
京都伝統工芸専門学校の
和紙工芸専攻コースの実習施設
6人の学生が週3日間
和紙作りの工程を学ぶ
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平成17年3月末に閉校した十倉名畑町の口上林小学校の旧校舎が、 今年度から新たな教育施設として活用され始めた。 旧校舎に設けられたのは、 京都伝統工芸専門学校 (南丹市) の和紙工芸専攻コースの実習施設となる 「和紙工芸研修センター」 で、 26日に開講式が行われた。
市は、 閉校後の口上林小の旧校舎などを綾部の伝統産業である黒谷和紙の振興を図る拠点施設として整備。 昨年11月には黒谷和紙協同組合 (福田清理事長) が運営する 「黒谷和紙工芸の里」 がオープンし、 有料で紙漉(す)き体験もできるようになっている。
併せて京都伝統工芸専門学校が 「和紙工芸研修センター」 を開設。 平成7年度に開校した同専門学校では陶芸や木彫刻、
蒔絵(まきえ)、金属工芸、石工芸など計10の専攻コースに加え、 今年度から和紙工芸専攻コースの学生を新規募集した。
6人の学生が週3日間、 同センターで和紙作りの工程を学ぶ。
開講式では同専門学校を運営する財団法人・京都伝統工芸産業支援センターの新谷秀一理事長が 「これから和紙工芸専攻の学生が増え、 他の工芸分野とのコラボレーション (共同制作) によって新しいものが生まれるのを願う」 とあいさつ。 来賓の東昌司・府中丹広域振興局長が知事からのメッセージを代読し、 四方八洲男市長と渡辺一成・口上林地区連長が祝辞を述べた。
同センターで講師を務める黒谷和紙協同組合の福田理事長と林伸次さん、 畑野渡さんが紹介されたあと、 学生を代表して柳俊宏さんが決意を披れきした。
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