何北中1年生が西陣織に挑む
京の子ども伝統・文化体験事業で
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物部町の何北中学校 (中村孝行校長) の1年生28人が26日、 京都を代表する伝統工芸の西陣織を体験、
小型の手機(てばた)で全員がテーブルセンターを織り上げた。
府教委が今年度から実施している 「京の子ども伝統・文化体験事業」 の一環。
京都市上京区の西陣織会館から、 西陣織体験用に開発された 「ミニ手機」 31台がトラックで運ばれ、
体育館にずらりと並べられた。
西陣織工業組合の早瀬勝相談役が西陣織の歴史などについて解説したのに続いて、
同会館で観光客らに西陣織を教えている女性たちの指導で、 さっそく手機に向かった。
本来の西陣織は絹だが、 練習用は縦糸が木綿で横糸はウール。 技術がいる機への縦糸の取り付けはあらかじめ準備され、
生徒たちは縦糸に横糸をくぐらせて幅20センチ、 長さ30センチのテーブルセンターに仕上げるまでの工程を体験。
「初めてだけど、 やってみると面白い」 と楽しんでいた。
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