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2006.1.16
エッセー「そこにある風景」出版

綾部出身の脚本家、荒木敏子さん

古里・早稲谷への郷愁を表現

 綾部市出身で、 ラジオドラマなどの脚本家として活躍する荒木敏子さん (47) =横浜市=がこのほど、 子ども時代を過ごした奥上林の思い出を綴(つづ)ったエッセー 「そこにある風景」 (B6判、 80ページ) を新風舎から上梓(じょうし)した。

 荒木さんの旧姓は伊東。 高知県出身の父、 道男さんの勤務の関係で、 故屋岡町初ノ前 (通称・早稲谷) に生まれ育った。 道男さん夫婦は平成11年まで45年間、 早稲谷に住み、 今は故郷の高知で暮らしている。

 道男さんは昭和29年、 故屋岡町にあった中江産業の丹波事業所に転勤になり、 33年に荒木さんが生まれた。 この土地のことを荒木さんは 「私の育った故郷は、 三百六十五度見渡す限りの山並みの、 すり鉢の底のような谷間にある。 そして、 そこは 『どん詰まり』 の場所である」 と表現している。

 同書には、 小学校まで往復8キロを毎日歩いて通学したことや、 川で泳いだこと、 近所の人々の思い出など、 四季折々の生活ぶりが綴られている。 最後に、 道男さん夫婦が高知に戻るため早稲谷を離れるシーンは、 読む者の胸を打つ。

 荒木さんは 「両親への感謝と、 生まれた場所が誰だれの記憶にも残らない地になるのが切なくて書き始めた。 読んでいただいて、 みなさんの記憶に留とどまる場所になればうれしい」 と言う。 同書は1冊1050円。

 問い合わせは新風舎(03・3746・4648) へ。
そこにある風景

 綾部公民館 (四方淳策館長) の教養文化部 (木下和美部長) 主催の 「綾部百人一首かるた会」 が14日、 上野町の大本長生殿内の白梅殿で開かれ、 参加者たちはかるた取りを通して綾部の風情に親しんだ。

 綾部百人一首は、 市内の公民館関係者らが中心になって4年の歳月をかけて制作に取り組み、 平成3年末に完成。 翌4年から綾部公民館は、 歌に詠まれている綾部の自然や歴史の情景に触れ、 郷土意識を深めてもらおうと 「かるた会」 を毎年、 催している。

 今年で15回目となった 「かるた会」 には綾部地区に住む人ら約100人が参加。 参加者たちは午前中に2回、 午後から1回の計3回、 かるた取りを楽しんだ。 また参加者には抽選で、 綾部百人一首の中の短歌などが書かれた色紙がプレゼントされた。
綾部百人一首通して郷土の風情に親しむ

綾部公民館教養文化部が
15回目の「かるた会」催す

子どもたちも参加して札を取り合った

NEWS INDEX  2006. 1. 16付
◎2006市長選
 山口、四方2氏の対決に
 7日間の選挙戦スタート
 期日前、不在者投票も受け付け開始
 ・各候補の個人演説会の日程
  精力的に開催へ
 ・2候補とも初日から熱い訴え
  「市民の暮らし守りたい」
   山口候補 出発式で支援求める
  「行財政改革を更に推進」
   四方候補 出陣式で決意述べる
 ・市長選立候補表明2氏が政策語る
  綾部青年会議所有志の会
  公開討論会開催
  約150人の市民が耳を傾ける
◎風声 雪かき 高槻町 坂本裕美子
◎子どもの安全を守れ!
 市が不審者情報など知らせる
 情報メールの配信をスタート
 ホームページで登録受け付け
 子どもを狙った事件に対応するため
 市民が早期に情報共有するのが狙い
 今後はイベントや火災発生情報の配信も計画
◎綾部百人一首通して
 郷土の風情に親しむ
 綾部公民館教養文化部が
 15回目の「かるた会」催す
◎こちらは小倉百人一首使って
 上林中で「かるた大会」
 今回は特別ルール設定
◎エッセー「そこにある風景」出版
 綾部出身の脚本家、荒木敏子さん
 古里・早稲谷への郷愁を表現
◎喫茶店「南天」がギャラリー開設
 地域のアーティストたちの作品発表の場に
◎吉崎孝典さんがカレンダー制作
 於与岐町の花満載
 先着5人に差し上げます
◎普通救命講習受講者を募集
 市消防本部
◎おくやみ
◎あやべ文芸
 清山荘俳句会