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2006.1.13
今冬の豪雪 綾部でも影響大

奥上林では今も雪下ろし  雪の重みで屋根が壊れた家も

市の除雪対策費 予算オーバーか

 昨年12月中旬からの豪雪により全国各地で多数の死傷者が出たり孤立する地域があるなど被害は深刻だが、 綾部市内でも老富町で1メートルを超える積雪を記録し、 雪の重みで屋根の一部が壊れた家屋もある。 また、 野菜の価格が高騰し、 市民生活にも影響が出ている。

 府の調べでは、 12日午後5時現在の市内各地の積雪量は老富町115センチ、 内久井町57センチ、 睦寄町48センチ、 西坂町17センチ。 ピーク時には8日午後5時に、 老富町で138センチの積雪を記録した。
市森林組合による除雪作業
 現在も大量の雪で覆われている老富町の大唐内地区。 酒井幹雄さん (78) 宅では屋根から落ちた雪が高さ2メートル以上の巨大な壁となり、 室内への光を遮断する。

  「12月に集中的にこれだけの雪が降るのは生まれて初めて」 と話す酒井さんは、 玄関付近にたまった雪を少しずつ農業用運搬車に載せて運び出している。

 酒井チヨ子さん (79) 宅では作業小屋の庇ひさしが雪の重さに耐え切れず破損。 「こんなことなら、 もっと早くに雪下ろしをしておけば良かった」 と嘆く。 酒井さんは1人で生活しているため雪かきを市森林組合に依頼、 屋根の雪下ろしや敷地内の雪かきをしてもらい、 一安心だ。

 市内でも積雪量の多い奥上林地区では昨年12月20日以降、 市森林組合の職員や作業班員らが除雪作業に当たっており、 その件数は約120件に上る。 ただ、 除雪にかかる費用に対して市の補助は全く無く、 個人にとってはかなりの負担になっている。

 市は今冬の市道の除雪対策費に820万円の予算を計上し、 133路線 (総延長133・7キロ) の除雪を業者に、 他の133路線 (同118・5キロ) を自治会に委託。 府中丹東土木事務所でも綾部市内の25路線38区間 (同162・8キロ) の除雪を業者委託している。

 予想以上の大雪だったため市、 府共に除雪費の集計は出来ていないが、 「恐らく予算をオーバーしている」 というのが共通の見解。 府の担当者は 「昨年12月の除雪費だけで、 昨冬全体の除雪費と同じくらいになるのでは」 と予想している。

雪による冷え込みでミズナの生長は例年より15日ほど遅れている

野菜の収穫に困難さや遅れ

スーパーなどでの価格も高騰


 一方、 積雪による野菜への影響も大きい。 JA京都にのくにによると、 綾部からも出荷されるエビイモや堀川ゴボウなど路地栽培の野菜は雪のため収穫が困難になり、 ハウス栽培のミズナやミブナは低温による生長の遅れで収穫時期がずれているという。

 また、 市内のスーパーではキャベツやハクサイ、 ミズナ、 レタスといった葉もの野菜やダイコンなどの価格が高騰。

 あるスーパーでは、 キャベツやレタスが通常より百数十円も高い1玉298円、 ミズナは通常価格の2倍近い1束398円で売られている。 それでも 「値段を抑えて販売している」 というのが現状のようで、 小売業者の頭を悩ませている。

 市は11日、 今年4月1日の始発から、 あやバスの定時路線の時刻改正を行うことを明らかにした。 上林、 東西、 志賀、 南北の路線ごとの所要時間と各路線のJR綾部駅南側での乗り継ぎなどを見直す。

 昨年4月に運行を開始したあやバスは、 今月6日に累積利用者数が15万人を突破した。 この数字は当初の年間目標数と同じで、 3カ月近く早く達成されたことになる。

 今回の改正は、 昨年12月21日に開いた8回目の市内バス路線対策検討委員会 (委員長=四方八洲男市長) で出た意見を踏まえたもの。 路線別の改正前と改正後の対比は、 次の通り。

 【上林線】午前7時10分大町始発→午前6時57分於身始発▽朝2便はあやべ温泉経由で大町方面へ→朝2便は山の家前から長野まで直行▽昼間のあやべ温泉までは大町から予約型に乗り換え→市立病院からあやべ温泉まで直行▽夕方の2便はあやべ温泉を経由して於身方面へ→長野から山の家前まで直行
 【東西線】綾部駅南口発高津コミセン前行きは毎時29分発→毎時37分発▽土日祝日も平日と同じ→土日祝日は高津コミセン発午後7時5分と市立病院前発午後7時30分を運休
 【志賀線】志賀郷・志賀郷公民館前・下町橋・JA何北支店にバス停→志賀郷の次はJA何北支店▽綾部駅南口・市民ホール前・井倉・市立病院の経路→綾部駅南口・西町2丁目・府総合庁舎前:市立病院前の経路▽午前7時1分八丁発を増便▽内久井発午後4時57分→内久井発午前8時57分▽何北中学・物部の経路→何北中学・上市・物部の経路▽土日祝日も平日と同じ→土日祝日は八丁発午前7時1分と午後6時1分、 市立病院前発午前8時19分、 午後7時19分を運休
 【南北線】1時間に1便の定時運行→市立病院発と松寿苑発のそれぞれ午前9時、 11時、 午後1時、 3時の4便を減便▽土日祝日も平日と同じ→土日祝日は市立病院前発午前7時35分、 午後6時35分と松寿苑前発午前7時58分、 午後6時58分の計4便を運休
4月から「あやバス」定時路線の時刻改正

累積利用者数15万人突破
目標より3カ月近く早く
利用者数が15万人を突破したあやバス

NEWS INDEX  2006. 1. 13付
◎2006市長選
 いよいよ15日に綾部市長選告示
 ・両陣営 女性主体の催し開催
  ・第1回「女性フォーラム」
   四方氏を招き約240人参加
  ・「春よこい 女性のつどい」
   山口氏も訪れ意気込み語る
◎4月から「あやバス」定時路線の時刻改正
 累積利用者数15万人突破
 目標より3カ月近く早く
◎試される地方の力(下)
 「当面合併せず」にも大きな試練
 綾部市誕生時から脆弱な財政基盤
 平成22年度の人口4万人想定
 4市総後期計画策定へ検討進む
◎風声 昭和20年の元旦 船井郡京丹波町 植山あや
◎女性のページ 家庭欄
 ・ちょっとドライブ
  福知山市丹波生活衣館 福知山市内記
  庶民の生活衣をコレクション
  着物の奥深さと先人の知恵感じられる
 ・女性の本だな
  「定年ちいぱっぱ 二人はツライよ」
  小川有里著 毎日新聞社
  定年後、夫婦仲良く暮らすには
 ・お知恵拝借
  リサイクル キッチン
 ・消費生活メモ
  最近の消費生活相談事例
◎あやべ文芸
 短歌 上林歌会 すみれ短歌会 大島町短歌サークル
 俳句 松寿俳句会 風花 ※南ケ丘
◎今冬の豪雪 綾部でも影響大
 奥上林では今も雪下ろし
 雪の重みで屋根が壊れた家も
 市の除雪対策費 予算オーバーか
 野菜の収穫に困難さや遅れ
 スーパーなどでの価格も高騰
◎子らの力作162点ずらり
 アスパで「新春書き初め展」
◎15日に初めての“東山今昔写真展”
 東山町の住民有志による
 グループが地元公民館で
◎市長選関連の特番14日と22日に放送
 FMいかる
◎平成18年度の訓練生を募集
 福知山高技専
◎来週のFMいかる
◎市民招待席
 韓国映画「私の頭の中の消しゴム」
 22日に府中丹文化会館で上映
◇市ボウリング協会1月例会
◎告知板
◎おくやみ
◎満1歳になりました