マコモで しめ縄作り
綾部まこも研究会が製作に励む
島万神社の鳥居用に注文受けて
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綾部をマコモの産地にしようと、 栽培技術の確立に取り組んでいる 「綾部まこも研究会」
(塩見権治会長) の会員たちが5日、 私市町の農業作業所でマコモのしめ縄作りに励んだ。
一番太い所の直径が14センチ、 長さ8メートルのしめ縄は、 中筋町の島万神社の鳥居に取り付けられる。
平成15年9月に発足した同研究会は、 会員9人が約40アールのほ場でマコモを栽培し、
中華料理などの食材として重宝されている 「マコモタケ」 を作って出荷している。
また、 葉や茎を使った置物などの工芸品も制作している。
マコモのPR活動にも取り組む同研究会に、 島万神社の関係者からしめ縄の製作依頼が寄せられた。
同神社の氏子らが高齢化したため、 しめ縄を作るのが困難になったためで、 同研究会がマコモを使って神社用の大きなしめ縄を作るのは初めてだったが、
この依頼を引き受けた。
作業には会員7人が参加。 作業場には会員が刈り取ってきたマコモの葉と茎が持ち込まれ、
会員たちは協力しながら、 しめ縄を仕上げた。 会員の1人、 大島仁司さん=私市町=は
「稲わらに比べてマコモは丈が長いので、 思っていたより作業がしやすかった」
と話していた。
マコモ製のしめ縄は今月18日に島万神社の鳥居に掲げられる。
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