綾部市が開催を呼びかけた 「さらに進めよう、 中東和平―京都府民の集い」
がこのほど、 京都市上京区のホテルであった。 招かれたイスラエルのエリ・コーヘン駐日大使とパレスチナ自治政府のワリード・シアム駐日代表が、
それぞれ和平への決意を披れき。 四方八洲男・綾部市長が、 中東和平の早期実現に向け京都で和平会談を行うことなどを基調提案し、
160人の出席者が拍手で了承した。
市は一昨年、「中東和平プロジェクト」 として、 イスラエル・パレスチナ紛争で親族などを失った若者たちを綾部に招いて交流会を開催。
この活動が昨年は岡山市、 今年は徳島市に受け継がれた。 
中東和平の取り組みを更に前進させようと、 市は昨年4月、 両国の駐日大使、
代表を綾部に招いて和平を訴える集会を計画。 だがその矢先に、 パレスチナ自治区ガザで、
イスラエル軍のミサイルがイスラム原理主義組織ハマスの創始者アハメド・ヤシン師の命を奪う事件があり、
中東情勢は一気に緊迫化。 集会は中止を余儀なくされた。
四方市長は、 今年は綾部だけでなく、 幅広い層を巻き込んで中東和平を進めようと、
府民の集いを計画。 趣旨に賛同した山田啓二・府知事や桝本頼兼・京都市長、
上田正昭・京大名誉教授、 出口紅・大本教主ら19人が呼びかけ人に名を連ねた。
集いでは、 山田知事が呼びかけ人を代表してあいさつしたのに続いて、 コーヘン大使が
「平和が達成できることを信じ続けることが、 求められている」 と述べた。
シアム代表は 「戦争は決して解決策にはならない。 平和と共存が両国民にとっての解決策」
と訴えた。
小泉首相の祝電の披露や、 両国の留学生代表のスピーチに続いて、 四方市長が
「日本文化の粋を集め、 平和を象徴する京都迎賓館での和平会談の実現へ向けて、
政府や関係機関に働きかける」 などの基調提案をし、 了承された。
このあと、 清水寺の森清範貫主が 「和」 の文字を揮毫(きごう)。 山田知事と四方市長は、
この揮毫を携えて年内にも小泉首相を訪ね、 京都での和平会談実現などを要請する。
四方市長は 「両国の代表が、 私たちの前で和平への決意を語ったことは、
大きな意義がある。 こうした活動は、 粘り強く続けることが肝心」 と話している。
|