鳥インフルエンザを防げ
府が農大校で防疫演習行う
府内の養鶏農家ら対処法学ぶ
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府は26日、 位田町の府立農業大学校で高病原性鳥インフルエンザの防疫に関する演習を行い、
参加した府内の養鶏農家や行政関係者ら100人余りが鳥インフルエンザへの対処法を学んだ。
昨年2月に船井郡京丹波町 (旧丹波町) の養鶏農家で鳥インフルエンザが発生したのを受け、
府は同年12月に防疫対策要領を定めた。 その後、 府内で鳥インフルエンザは発生していないが、
今後の発生に備えて府内全域の養鶏農家らを対象に防疫演習を行った。
初めに鳥取大学農学部の大槻公一教授が、 今年6月に茨城県で見つかったH5N2型鳥インフルエンザの特徴などについて解説。
ウイルスの感染経路を野鳥の可能性が高いとする京都府や山口県などの例とは違い、
茨城県の例では国外から持ち込まれたワクチンからの感染の可能性が高いと指摘し、
防疫対策などについて語った。
続いて府職員や養鶏農家らが鳥インフルエンザの予防法などについて話をしたあと、
防疫服の着方や実際の鶏を用いた殺処分の方法、 車両の消毒の仕方などの実演があり、
参加者らは熱心に説明を聴いていた。
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