「並松史」がついに完成
自治会単位では珍しい地元史
往時伝える写真もふんだんに
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並松町自治会 (田邊昭雄会長) はこのほど、 同町の歴史などをまとめた「並松史」(A4判、
64ページ)を300部つくった。 同自治会は、 前身の並松区から数えて88年の歴史があるが、
地元史を冊子にしたのは初めて。 この種の本は地区単位では数多く発行されているが、
自治会単位は珍しい。
住民の間から並松史をつくろうという話が最初に出たのは、 平成15年の同自治会の新年互例会の席。
当時の自治会長の山下忠男さんが副会長の四方眞人さんを編集委員長に指名し、
4人の委員も選んだ。 月に1回程度の会議を開き、 住民からの聞き取りや写真などの資料の収集を続けた。
「並松史」 は、 第一章の 「並松の概要」 から始まり、 中世、近世、現代、現在に分けて身近な歴史が綴(つづ)られ、
往時を鮮やかに伝える写真もふんだんに盛り込まれている。
完成した 「並松史」 は、 9日に並松公会堂建設20周年を記念してホテル綾部で開かれた
「並松の集い」 (2年に1回開催) で自治会員らに手渡された。
編集作業で資料集めに一番苦労したという四方委員長ら5人の編集委員は、
「次の時代に、 並松の歴史や誇りとともに、 この並松史が引き継がれていくことを祈念する」
と編集後記に記している。
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