志賀郷公民館に「七郷文庫」誕生
大阪府内在住の地元出身者らから寄贈受けて
小説、エッセーなど約1千冊
近く登録作業終えて貸し出しへ
自治会連合会の3役も書棚寄贈
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大阪府内に住む志賀郷地区出身者らがこのほど、 自分たちが所蔵する書籍を志賀郷町の志賀郷公民館に寄贈した。
これを受けて同公民館内に 「七郷(ななさと)文庫」 と名付けた図書コーナーが設けられ、
今月末ごろから利用が開始されることになった。
書籍を寄贈したのは、 志賀小学校の昭和24年度卒業生のうち大阪在住者約10人で15年ほど前に結成された
「七郷会」 の会員有志。
今年で67歳か68歳になる会員たちが 「郷里に文庫をつくろう」 と計画し、
会員の1人でもある村上幸喜さん (67) =仁和町=が同公民館の館長を務めていることから話が進んだ。
そして志賀郷地区自治会連合会の三役が書棚を寄贈し、 公民館2階の一室に図書コーナーを設置した。
提供された書籍の大半は西方町出身の塩見和夫さん=大阪市=が所有していたもので、
七郷文庫には小説やエッセーなど約1千冊が置かれている。
現在はパソコンに書籍名などを登録する作業が行われており、 この作業が終わる今月末ごろには本の貸し出しを始める予定。
貸し出し業務は公民館事務所で行う。
今後も本を提供したいという人があるといい、 その都度、 本が入れ替えられる。
村上さんは 「地元の人に本に親しんでもらう機会になれば」 と話し、 多くの人の利用を呼びかけている。
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