送り盆の16日夜、 並松町の由良川河畔で 「精霊おくり」 がしめやかに行われ、
市民らが先祖の霊を見送った。
綾部地区の10カ寺でつくる綾部町区仏教会が主催する 「川施餓鬼(かわせがき)法要」
という盆の恒例行事。 由良川の堤に祭壇が設けられ、 この日は早朝から、 故人の戒名などを記して川に流す灯籠(とうろう)と、
送り火にする水塔婆を申し込む市民が三々五々訪れた。
法要は午後7時半から始まった。 僧侶(そうりょ)らの読経が流れる中、 灯籠が次々に川面に浮かべられ、
河畔を埋めた人々が手を合わせ、 灯籠が流れていくのを見守った。
このあと、 各寺の御詠歌会の女性らが合同で御詠歌を唱和。 対岸で水塔婆に火がつけられると、
赤々と燃える送り火に参列者たちはじっと手を合わせていた。
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しめやかに「川施餓鬼」行事
綾部町区仏教会 並松町の由良川河畔で |