
旧奥上林小に子らの歓声
向日市から夏休み自然体験教室で来訪
閉校になった小学校に久々に子どもたちの歓声! 向日市の小学生らが22日、
今春に132年の歴史を閉じた睦寄町の奥上林小学校の旧校舎 (現・市奥上林研修センター)
を拠点に、 山登りや川遊びを通して綾部の自然を満喫した。
綾部市と向日市が昨年2月にウオーキングを通じた友好交流を締結したのを契機に、
奥上林地区と向日市森本地区の住民の間で交流が芽生えている。
森本地区を校区とする第3向陽小学校 (田村幸明校長) では、 近くに山や川などがないため児童たちが自然に触れる機会が少ないことから、
綾部で初めての 「夏休み自然体験教室」 を企画した。
この日、 来綾したのは5・6年生の希望者35人と同校の教職員合わせて約50人。
一行は木造の旧校舎を見学したあと、 君尾山に登って国宝・二王門や光明寺を訪れた。
下山後、 子どもたちは上林川で釣りをしたり、 服を着たまま川に入り、 びしょ濡れになりながら遊びに興じていた。
田村校長は 「この校舎を地域のみなさんが大事にされてきたことがうかがえる。
また我々を出迎えていただいた地元の方々の温かさも感じた」 と話していた。
また同行した同校教職員の一人、 佐野美智代さん=向日市=は睦寄町出身。
佐野さんは40年ほど前に卒業した奥上林小が閉校したことを惜しむ一方、 今回の自然体験教室が奥上林で行われるのを初めて聞いた時、
「それ私の母校やん」 と、 びっくりしたそうだ。
佐野さんは 「物騒な世の中になり、 向日市では公園など外で遊ぶ子どもも少なくなった。
この体験教室が子どもたちにとっていい思い出になれば」 と、 古里の川で大はしゃぎする子どもたちの姿に目を細めていた。
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