国の特別天然記念物のオオサンショウウオが29日、 井倉町の用水路で見つかった。
オオサンショウウオは体長が約80センチもあり、 発見した同町の竿山康枝さん
(69) は 「こんな所でオオサンショウウオを見るのは生まれて初めて」 と話していた。
この日午前9時ごろ、 竿山さんは自宅裏を流れる用水路でぞうきんを洗っていると、
近くに 「大きなごみ」 があるのに気付いた。 よく見てみるとオオサンショウウオだと分かり、
びっくり。
竿山さんは 「死んでいるのかな?」 と思って小石を当てると、 オオサンショウウオは動き出し、
用水路の上流にある綾部用水に向けてゆっくりと進み始めた。
その途中で、 連絡を受けて現場に来た市教委文化財係の職員がオオサンショウウオを保護。
オオサンショウウオは市内の清流へ放された。
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