初のサポーター制度で16万円集まる
サケ稚魚の放流イベント開催
本社後援
|
|
青野町の由良川花庭園で21日、 昨年秋に採取された卵から孵化(ふか)して体長6センチほどに成長した稚魚約2万匹が市内の小学生らによって由良川に放たれた。
今年で22回目のサケ稚魚の放流イベント (綾部サケ放流事業実行委員会主催、
あやべ市民新聞社など後援) は現在、 成長したサケが戻って来て繁殖しやすい河川にする
「環境保全」 を主なテーマに掲げている。
イベントには、 市内9小学校の6年生を中心とした児童約250人を含め約400人が参加。
開会式では、 同実行委を構成する11団体の中の 「鮭の子文庫」 (梅原陽介文庫長)
の広報部長、 佐々木幹夫さんがあいさつした。
佐々木さんは、 今年初めて1口1千円でイベントサポーターを募ったところ、
16万円が集まったことを報告。 子どもたちに稚魚の放流を 「いつまでも小学生の時の思い出として記憶に残してほしい」
と呼びかけた。
続いて同文庫活動部長の高倉敏明さんが、 3、 4年間かけ約4万キロの旅を終えて川に戻って来るサケが1500匹中1匹しかいないなど、
サケの生態について説明した。
放流後、 参加者は河原で九条ネギやミズナといった京野菜を使った鍋なべ料理を味わった。
|