「明日の農には夢があるV」
市興農会議などがフォーラムを開催
都市との共生の交流が重要
グリーンツーリズムでも意見交換
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「農業・農村の明日を考える」 を今回のテーマとしたフォーラム 「明日の農には夢があるV」
(市興農会議など主催) が15日、 西町1丁目のI・Tビルで市民ら約220人が参加して開かれ、
岡崎昌之・法政大教授の基調講演とパネルディスカッションが行われた。
同フォーラムは、 一昨年が 「構造改革特別区」、 昨年が 「地産地消」 をテーマに開かれ今回が3回目となる。
岡崎教授は 「グリーンツーリズムとまちづくり」 と題した講演で、 ドイツの
「アグリツーリズム」 の例や歴史的な背景などから、 都市の形成には農山村の存在が不可欠であり都市と農山村とは
「対立の構図から共生の交流の立場になることが重要」 と説いた。
また、 今後は都市生活者を取り込む意味で 「農山村の大競争時代になる」
と指摘。 農家民泊においては 「単に田植えや稲刈りといった米作りの農業のハイライトだけを体験させるのではなく、
感動や魅惑、 魅力を印象付け、 リピーターを増やすことが大切だ」 と語った。
続くパネルディスカッションは、 立命館大の河村律子助教授を司会者に、 五泉町の自宅で農家民泊を受け入れている芝原キヌ枝さんと鍛治屋町の半農半X研究所代表の塩見直紀さん、
それに橋本雅夫・府農村振興課長がパネリスト、 岡崎教授がコメンテーターとなり、
農村・農業の活性化のためのグリーンツーリズムの可能性などについて意見交換をした。
この日は第35回市農林業振興祭での農林業功労者表彰も行われ、 8個人1団体に功労者表彰、
6個人2団体に感謝状が贈られた。
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