綾部出身のシンガーソングライター
イイダサトミさん
9日に古里で初の単独ライブ
市成人式に併せ一般市民も入場可
「生の声を聴きに来て頂ければ」
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里町の府中丹文化会館で9日に催される市成人式 (市主催) で、 綾部出身のシンガーソングライター、
イイダサトミさん (30) = 横浜市在住=のライブが開かれる。 苦難を乗り越え、
念願のデビューから2年8カ月。 古里・綾部で初めての単独ライブでもあり、
イイダさんは 「多くのみなさんに、 イイダサトミの生の声を聴きに来て頂ければ幸いです」
と新成人だけでなく一般市民の来場も呼びかけている。
小学生のころから歌手になりたいという夢を抱き続けたイイダさんは綾部高校3年生だった平成4年、
「音楽の甲子園 横浜ハイスクール・ホットウェーブフェスティバル」 で 「ベストヴォーカリスト賞」
に輝いた。
これがきっかけとなり、 音楽事務所からスカウトされて上京。 デビューも決まっていたが、
「事務所の倒産」 という大きな壁にぶち当たり、 断念せざるを得なかった。
しかし、 夢をあきらめなかったイイダさんは平成14年5月10日、 ファーストアルバム
「es」 を発売して念願の歌手デビューを果たし、 各地でライブ活動などを展開。
15年夏には地元の綾部でイイダさんの初ライブを開こうと市民らが実行委員会を結成して着々と準備を進めてきたが、
イイダさんの緊急入院で急きょ中止された。
復帰後、 イイダさんは昨年11月11日にミニアルバムをリリース。 大学の学園祭に出演したり、
大阪や神戸で開かれたライブに出演したりと精力的に活動を続けている。 成人式の翌日の10日には、
福知山市にある福知山ファミリー5階のライブハウス 「サウンドラット」 で午後7時半から開かれるアコースティックライブに出演する。
これまで、 東京や大阪、 神戸などで単独のライブも行ってきたイイダさんだが、
古里・綾部での単独ライブは今回が初めて。 9日は式典終了後の午後1時半からライブが始まり、
11月に出した新曲や未発表曲などを 「これからの社会で新成人のみなさんに羽ばたいてもらいたい」
という熱い気持ちを込めて披露する。
成人式の出席対象者は昭和59年4月2日〜昭和60年4月1日に生まれた人。
その中にはイイダさんが平成14年に綾部高校で教育実習をしていた時に英語を教えた生徒たちもいるという。
「人が人として生きていくことに正解などない。 だからこそ、 社会人としてこれから大人の仲間入りをするに当たり、
この21世紀を自在に羽ばたける自分をいつまでも自分に問い続け、 その中に数え切れないほどの感謝を見つけていってほしい」
と新成人にエールを送るイイダさん。
「みなさんとお目にかかれるのを楽しみにしています」 と古里での初ライブに向け、
着々と準備を進めている。 ライブは無料で、 一般市民も入場できる。
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