みんなが描いた絵を1枚の大きな作品に
芸術グループ「AFaG」が呼びかけ
障害者やボランティアたちが楽しむ
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市内の障害者やボランティアたちが描いた絵を1枚の巨大な作品に仕上げる催しが26日、
川糸町の市福祉ホールで開かれ、 参加者たちが熱心に作品づくりに励んだ。
主催は、 府立中丹養護学校教諭の西村美紀さん (30) =七百石町=と、 黒谷和紙の紙漉(す)き職人のハタノワタルさん
(33) =向田町=と中西真矢さん (26) =安場町=の3人が 「純粋に芸術活動をしよう」
と今年6月に結成したグループ 「AFaG」。 代表の西村さんとハタノさんは油絵、
中西さんは版画にも取り組んでいる。
表現する楽しさを知ってもらおうと開いた今回の催しには、 障害者やボランティアら約20人が参加。
5人ずつのグループに分かれ、 縦60センチ、 横90センチの黒谷和紙に 「空」
や 「海」 「地上」 「地下」 をイメージした思い思いの絵を描いた。
人や魚、 花、 山、 船などが描かれた作品は1カ所にまとめられ、 縦2・4メートル、
横4・5メートルの巨大な絵画に。 西村さんは 「想像できない世界が出来上がった。
今後もこのような活動ができれば」 と話していた。
参加者たちの作品は来年1月18日まで同ホールに展示されており、 会場が空いていれば自由に見ることができる。
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