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2004.12.22
「経塚」は五泉町にもあった!

以前から言い伝え
近澤・市資料館長が現地確認
約800年前、有力者が設置か
国の平和願って経典を埋納
 800年ほど前のものと見られる経典を地中に埋めた 「経塚(きょうづか)」 がこのほど、 五泉町の山中で見つかった。 以前から地元住民の間でうわさになっており、 市資料館 (里町) の近澤豊明館長が初めて現地確認をした。

 経塚は、 現世での頻繁な災害や治安の悪化を背景に仏教が衰えるとされる 「末法思想」 が流行した平安時代末期から鎌倉時代にかけて、 主に貴族や武士などの有力者が国の平和を願って造った。

 経典を入れた筒を壺(つぼ)のようなものに納め、 これを地面に埋めて石で覆ったもので、 上野町の 「藤山経塚」 のほかにも全国各地で発見されている。 ただ、 古墳があるような所よりも更に奥まった場所に造られるため、 見つかりにくいという。

 この経塚が五泉町の山中にあると地元で伝わっていたことから、 近くに住む藤ア敬常さん (67) の案内で近澤館長と綾部史談会副会長の川端二三三郎さんが現地を訪れ、 経塚であることを確認した。

 確認された経塚は一辺約3メートルの四角形で、 高さは約80センチ。 「積石(つみいし)塚」 と呼ばれるタイプで、 周りには数多くの石が置かれている。 この塚の中心あたりに経典が埋納されていると思われるが、 近澤館長は 「経典は紙なので、 なくなっている可能性もある」 と話している。
五泉町で確認された経塚

市内在住のフィリピン人と交流も

自分たちで栽培をした米でもちをつき味わう
中筋小の5年生ら
フィリピンの人が見守る中でもちをつく児童
 大島町の中筋小学校 (南田俊子校長) の5年生48人が21日、 自分たちで栽培、 収穫した米を使ったもちつきに挑戦した。

 5年生は岡町の西村隆さん (79) から指導を受けながら、 4月に苗作り、 5月に上延町の田んぼで田植え、 9月に稲刈りをするといった一連の米作りを体験した。 その締めくくりとなるもちつきには、 市内の企業に勤務するフィリピンの男女4人を招き、 交流を深めることにした。

 もちつきには児童の保護者らも協力。 子どもたちは炊き上がった9升のもち米を2組の臼(うす)と杵(きねを使って順番につき、 出来上がったもちを丸める作業に取り組んだ。 もちの一部は、 ぜんざいにして味わった。
NEWS INDEX  2004.12.22付
◎降り込め詐欺 市内年間被害額1200万円超
 綾部署 「不審な電話あれば家族に相談を」と注意呼びかけ
 実害9件、未遂2件
 さらに手口が巧妙になる可能性
 子と同居しない高齢者世帯の被害目立つ
◎風声 63年目の大詔奉戴日 神宮寺町 木下千左子
◎八田芽グループに永井奨励賞
 農産物を通じて地産地消を実践
◎市会記者席 12月市会一般質問から(5)
 ・市が光ファイバーの高速通信網整備を計画
  17年度中に小・中学校などを結ぶ
  392台のパソコンを導入、LAN構築も
◎市営バス対策特別委を設置
 12月市会 補正予算案など可決し閉会
◎声のひろば
 今の世の事件は「鬼畜の仕業か」 味方町、丸山芳子
◎「経塚」は五泉町にもあった!
 以前から言い伝え 近澤・市資料館長が現地確認
 約800年前、有力者が設置か
 国の平和願って経典を埋納
◎入院患者らXマス会を楽しむ
 綾部ルネス病院でボランティアら開催
◎市内在住のフィリピン人と交流も
 自分たちで栽培をした米でもちをつき味わう
 中筋小の5年生ら
◎東八田少女バレークラブV
 舞鶴市長杯兼南少バレー大会
◎今年は30、40代の住民も参加
 吉美の高倉神社
 奉縄会が大しめ縄作り
◎鉄道物故者の慰霊祭営む
 綾部駅
◇丸山グラウンドゴルフ12月例会
◎FMいかる
 26日、29日に10時間連続の年末特番
 26日はいかるが選ぶ戦後「ベスト100」曲
 昨年に続き歌謡曲中心に
 29日は今年流行った50曲をパーソナリティー5人がリレーで紹介
◎告知板
◎おめでとう
◎おくやみ
◎本社来訪
◎あやべ文芸
 天衣京都あやべ句会