縁の地で岡林信康さん熱唱
奥上林小で閉校記念コンサート 本社後援
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今年度限りで132年の歴史に幕を閉じる奥上林小学校 (睦寄町) の体育館で23日、
奥上林地区に縁(ゆかり)のあるフォーク歌手・岡林信康さん (58) の 「閉校記念コンサート」
(奥上林小学校閉校記念事業実行委員会主催、 あやべ市民新聞社など後援) が開かれ、
多くの住民らが岡林さんの歌声を聴きながら同校の閉校を惜しんだ。
岡林さんは昭和46年から4年間、 老富町で生活。 当時は歌をやめようと考えていたが、
自然あふれる奥上林で暮らすうちに歌に対する思いが変わり、 「自分の可能性を引っ張り出してくれた」
という。
コンサート会場には住民や一般の市民、 遠くは広島県などからも客が訪れ、
大きな拍手に迎えられて岡林さんが登場。 老富町在住時の地元での実話を基に作った曲
「橋〜実録、 仁義なき寄り合い」のほか、ヒット曲「山谷ブルース」やアンコール曲も含め10曲を熱唱し「楽しかった」と語った。
コンサートのあと、 岡林さんは奥上林小の閉校について 「人間には出来事を受け止め、
プラスにしていく力がある。 今こそ、 その力を発揮してほしい」 と話していた。
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