冬本番を控えた味方町の若宮酒造で、 酒の仕込み作業が始まった。 17日には、
市内の酒販店や農家らが共同生産している特別純米酒 「穂乃花(ほのか)」 に使う酒米の洗米作業が行われた。
「穂乃花」 の製造には、 市内の酒販店や農家、 酒造会社で結成した 「綾部の酒を創(つく)る会」
が一昨年から取り組んでいる。 今年の酒米となる 「山田錦」 は無農薬で栽培され、
台風の影響もなく約2・5トンが収穫された。
この日は、 杜氏の小林登喜彦さん (72) =篠山市=ら蔵人たちが、 「酒母」
となる麹(こうじ)を作るために60%にまで精米した山田錦30キロを洗った。
今月末には酒母が出来上がり、 穂乃花の発売は12月末になるという。
同社での酒造りは来年3月まで行われ、 蔵人たちが厳しい寒さのなか作業に励む。
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「穂乃花」新酒 年末には発売へ
綾部の酒を創る会
若宮酒造で仕込み始める
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