世界的な建築家の安藤忠雄さんが設計したことで知られる、 とよさか町の府綾部工業団地・交流プラザは平成8年の完成以降、
様々なイベントに使用されているが、 16日には舞鶴市内のカップルが結婚式の式場として利用した。
建物前の芝生公園で行われた人前式で2人は、 親族や友人らに加え、 来場した一般市民からも祝福を受けた。
交流プラザを結婚式の式場として利用したのは、 舞鶴市の海上自衛隊職員の池内壽則さん
(27) と宮下朋子さん (24)。
2人はホテルや教会、 神社など、 ありきたりの結婚式場ではない 「変わった場所で個性的な式」
を挙げることを希望。 ブライダルプロデュース会社などと相談しながら式場を探していたところ、
候補地の一つとして交流プラザが挙がった。
綾部市にこの施設があることを知らなかった池内さんだったが、 現地を訪れて
「静かで自然もあり、 すごくいい感じで結婚式ができる」 と直感。 交流プラザを式場に決めて招待状を送ると、
「交流プラザってどこにあるの?」 といった問い合わせが多数寄せられたそうだ。
雨天なら人前式は施設内で行う予定だったが、 この日は午後から雲に覆われたものの好天に恵まれたため芝生公園で式を挙行。
芝生の上に赤色のカーペットが敷かれたバージンロードが設けられ、 客席も置かれた。
参列した約50人を前に2人が誓いの言葉を述べるなどしたあと、 披露宴は施設内の多目的ホールで行われた。
交流プラザは主に研修会や会議、 講演会、 音楽発表会といったことにも利用されているが、
結婚式に使われるのは3年ぶり2回目。 施設を管理する社団法人綾部工業団地振興センターは、
「交流プラザはだれでも利用できる施設です」 と、 更に利用者が増えることを願っている。
ちなみに100人が収容できる多目的ホールの使用料 (午前9時〜午後5時)
は5千円。 問い合わせは交流プラザ (TEL43・1236) へ。
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「交流プラザ」で結婚式
府綾部工業団地内 舞鶴のカップルが揚げる
「静かで自然もあり、すごくいい感じ」
芝生の上に赤いカーペット敷いて
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